RECRUIT

安達 隆

1年目からディレクターを経験できるのは、実はとても、恵まれた環境!?

-肩書きを教えてください。

マーケティング部(別名:カタリスト)の安達です。チームラボには新卒で入社し、今年で3年目です。

-よろしくどうぞ!さて、安達くん。今日はどんな話をしようか。以前、チームラボブログで「コレカモネット」の話を詳しく説明してくれたので、ちょっと方向性変えてみる?

そうしたい。最近はクライアント名を公表できない案件が多くて、何を話そうか悩んでいたところです。

-おーけー。では、安達くんが担当した東急ハンズ様の案件(「コレカモネット」)は別途じっくりと読んでもらうとして、どのようにしてマーケ安達が出来たのか、どうしてチームラボに入社したのか、という、むかし話から紐解いてみよう。

はい。

-大学時代は何を勉強をしていたの?

様々な分野を情報という観点から総合的に学ぶ、情報文化学部、という学部にいました。

-それって、文系?理系?

文系と理系の学科があって、自分は文系です。何でも横断的に学ぶ学科だったので、文系とも言い切れないところはあるのかもしれないけど。

-オールマイティーな学科だね。論文のテーマは?

たしか「地域社会における、情報共有のためのWEBアプリケーション開発」だったかな。

-それって、文系なの?

文系だよ(笑)。社会系のフィールドワークの授業が多く、そこから選びました。その当時話題だった地域コミュニティの崩壊というテーマに対し、解決策のひとつとして、WEBを使ったコミュニケーションで地域活性が出来るのではないかというジャンルがあったので、アプリを制作しました。

-文系でもアプリを作れるということなの?ガチで文系の私には、まるでわからないよ。

完全に独学です。気がついたら趣味でやっていたので、出来た。

-へえ...。いったいどのタイミングで趣味になるの?

よく覚えてないのですが...。でも、便利じゃないですか。ちょっとしたブラウザの拡張機能とか作るのって。

-・・・うん?

(笑)。超具体的に言うと、例えば何か読みたい本があったときに、amazonのページにアクセスするじゃないですか。すると、その本が自分の大学の図書館か近くの県立図書館で取り扱っているかどうかがわかるという仕組みを作りました。学生時代はお金がないので、本を買うのって嫌じゃないですか。お金をかけずに済む方法として、めちゃくちゃ助かりましたよ。

-便利すぎる...それ、普通にすごい使えるじゃん!!

でしょう?

-安達くん、すごいな。そんなことが趣味で出来てしまうなんてどういうこと?

インターネットが好きだから一日中家でパソコンを触っていることが多くて、その流れでプログラミングとかにも自然と興味を持ったんだと思う。何に、というわけではないけど、やってましたね。

-なるほど、インターネット業界で働く下地は出来ていたのですね。学部→院を経ての就活、すんなり始められた?

はい。アカデミックな世界で生きていこうとは考えていなかったので、就職しようと思いましたね。

-どういう会社を受けていたの?

はじめは、商社などの大企業を受けていたけど、絶対合わないと感じたから「好きなことを仕事にしよう」と考え直し、そうするとやっぱりインターネットが好きだから、IT業界で働こうと思いました。

-そこで、チームラボか。チームラボや猪子のことは知っていて応募しましたか?

名前は聞いたことがあったけど、その程度。なぜ応募したかというと、WEBの企画の仕事、つまり、ディレクター職に就きたかったから。新卒採用でこのポジションを募集している企業ってなかなかないんですよ。リクナビで調べたら、ほんとチームラボくらいしかなかったから、応募したんです。

-えー、そうなんだ!?

そうそう、営業やエンジニア枠はどこも募集しているのだけど、プランニングは経験が必要だからかな、中途採用ばかりなんです。

-そんなもんか。じゃあ、チームラボはそうとうチャレンジングな募集をしていたわけだね。

彼らにそんな認識なんてきっとないのだろうけど(笑)。それで、面接を受けることにして、説明会に参加しました。たしかその頃は面接のほかに、SPIとか課題提出とかあった気がしますね。新規サイトの企画書提出、だったかな?

-どんな内容だったか覚えていますか?

就活サイト。当時は名古屋に住んでいたので、とにかく就職活動がめんどくさかったし大変だった。毎回東京まで出向かなければならないのは学生にとって大変でしょう?なので、オンラインで会社説明会があったらいいですよね、という、まあ普通の企画です。今となってはUSTREAMがあるけど、当時はなかったですからね。

-たしかに・・・それめちゃくちゃ大変だわ。お疲れさま安達くん。

いえいえ(笑)。そして、説明会が面白かったから、受けてみようと思ったんです。でもね、さっきの話ではないけれど、またわざわざ名古屋から出向くのって、大変じゃないですか。なので、その当時の人事担当者にそのまま伝えたんです。「後日あらためて名古屋から受けに来るの大変だから、今日、このまま面接受けたいです」って。

-・・・まじで?

まじです(笑)。でもですよ、人事担当者は普通に「わかった。アサインするからちょっとまってて」っていって、ふらーって消えて、少し待ったら、マーケティング部の坂本さんを連れてきてくれたわけですよ。そして、急遽面接をしてくれました。

-きました!チームラボらしいエピソード(笑)。

そうですよね。僕もダメ元で頼んでみましたが、受け入れてくれたのは嬉しかったし、こういう柔軟性のある会社は魅力的だと感じました。

-他の会社を受けていたり、迷ったり、しなかったの?

迷わなかったかな。会社の雰囲気がいいと思ったし、社長も面白かったし、内定貰った段階で、ほかは全て断りました。

-なるほどー。選ばれるべくして選ばれたね。同期はいる?

えんじぇるです。

苦難を乗り越え、学んだ交渉力や覚悟は、次の仕事に活かす!

-では、少しだけ、仕事の話をしてみましょうか。

はーい。

-これまでどういう案件を担当してきましたか。

短期も長期も、小規模も大規模も、多種多様。だから、いろいろな経験はしていると思います。

-なるほど。特にどういう案件が好きだとかありますか。

好きなジャンルとかは特にないけど、開発込みのWEBをもっと担当していきたい。

-どういうこと?

大規模案件ではよくある話ですが、開発は別のベンダーが請け負うことになっていて、チームラボにはサイトの設計とデザインまでをご依頼いただくことがあります。仕方ないのですが、デザインを納品したら終わりになってしまうので、その後の変更は難しい。できればもっと、作りながら随時改善していけるような体制がいいから、そういう意味での、開発込みの仕事です。

-それはつまり、「コレカモネット」とか

そうですね。

-「コレカモネット」以外で、印象深い案件はありますか。

去年はずっとある案件にかかりきりだったのですが、いろんな意味で思い出深いですね。

-というと?

もろもろの事情で、常に時間の余裕がなく、トラブルが起きやすい案件でした。本当は先輩と2人体制で入るはずだったのですが、結局自分ひとりに任されてしまって。深夜対応も多かったですね。

-そんなことがあったんだ・・・。安達くん、まだ日が浅いのに、いろんな経験しているね・・・。でも、その1年で得たものは、大きかったのでは?

たしかにそうかも。まずは、ストレス耐性がついた。ちょっとしたことくらいでは、まったく物怖じしなくなりましたね。

-うんうん。

クライアントとの折衝体験も非常に役立っています。あの頃は、毎週のように難しい調整があったし、謝罪する機会も多かった。どれも自分がメインでやっていたので、度胸がついたのだと思う。

-うんうんうん。

あとは、なんと言っても、覚悟です。それまでは、最終的に物事を決めるのは役員や先輩だと思っていたけど、結局、現場のことは現場の人間にしかわからないから、大事な判断には自分も相応のコミットをしないといけない。このプロジェクトの舵取り約は自分なんだという覚悟があるかどうかで、仕事のやり方もだいぶ変わってきますね。

-厳しい1年だったかもしれないけど、すごくいい話じゃない?経験値の上がりっぷりは、ハンパないと思うよ。

たしかに、、。誰もが大変なプロジェクトだとわかっていたから、曲がりなりにも1年間対応してきたという信頼は得たかもしれません。それ以後はいろいろと仕事を任せてもらえるようになったと思いますし。むちゃぶりも増えたけど、好きなようにやらせてもらえるのは嬉しいです。

-どんなプロジェクトを任せられても、やりきる根性というのは本当に大切だね。

そうですね。

-いろいろな経験を積んだ安達くんが、今やってみたい案件はありますか?

ECサイトかな。

-どうしてですか?

売上を伸ばすというサイトの目的がはっきりしているから。やったことが数字に反映するのは、怖いことだけど面白いと思う。これまでそういう案件がなかったので。

-PV数だけでは図れないことばかりということか。

そう。それに、運用しながらの試行錯誤もしてみたい。デザインや配置を換えることによって、どう数字になって反映されていくのか、とても興味深いじゃないですか。それに、自分たちにとって身近なサイトだから、見えること、学ぶこと、いろいろあると思います。

-そうだね。ちなみに安達くん御用達のECサイトはあるの?

あ、、、ないです。というか、ECサイトで買い物しないです(焦)。

-矛盾しまくりじゃん!

マーケで大切なのは、こだわりが強く、愛のある人。

-チームラボのマーケティング部(別名:カタリスト)で、どういう人と働きたいですか?

こだわりが強い人。自分はこういうモノを作りたいという強い意思がないと良いモノは作れないので、細部までこだわり抜ける人がいいですね。雑なのは嫌です。あとは、ちょっと恥ずかしいですが、愛がある人。きちんと人の話を聞くことができて、人の立場に立って物事を考えることが出来る人。マーケティングというのはコミュニケーションの要になるポジションなので、誰に対しても愛情を持って対応出来る人が大事。相反するこの2つを、バランス良く持てる人がいいですね。

-神だ!!!

どれだけお客様のためにたくさん考え抜いた結果だとしても、いろんな事情で決定がくつがえることはよくあります。それでも心が折れたり諦めたりしないことが重要。

-マゾ的なあれですね・・・。

なんで分かってくれないの!?と怒ったり、投げ出したりすると、メンバーはバラバラになってしまいますからね。

-どんな人がマーケ(カタリスト)に向いていると思う?

自分の頭で物事を考えられる人。教育制度がないので(意地悪ではなくて)基本放っておかれるし、誰もやり方なんて教えてくれません。チームラボの仕事って毎回案件内容が異なるので、マニュアル化できない部分が多過ぎるのが特徴だから、状況に応じてゼロベースで考えて、行動に移せる人が、重要かな。そうじゃないと辛いかもしれない。だからこそ、やりがいはあるし、学ぶことは多いはず。

-なるほどね。では、見本となる先輩として、野望とか語ってみようか。

なにそれ(苦笑)。

-さっき、短期的にはECサイトを作ってみたいといったけど、もう少し長期的な話で、心に秘めたあれこれ、ないですか?

えー、そんな、夢とか野望とか大それたことは考えていませんよ・・・。(少し考えて)でも、そうですね、例えばPVとか作ってみたいかも。あとは、映画とか?!

-おおー。いきなり大きくでましたね!どんなポジションで?

いや、わからないですが、純粋なエンタメは一度作ってみたいですよね。ひとつのコンテンツ、作ってみたいです。

-WEBではなくて。

はい。

-でも、チームラボだったら出来るよね。これまでも、MVとか映像とか作っているし。

うんうん。テンションあがりたいです!やっぱり、映画とか音楽とかの魅力って圧倒的で、たとえば映画館行って思うのは、WEBではこの感動は出せないなぁと悔しくなる感じ、です。

-ふーん。どこらへんだろう。視聴環境?

五感に訴えているからかな。WEBはテキスト中心で、視覚情報のみじゃないですか。だから、もしかするとPVとか映画ではないかもしれないけど、五感に訴えるものが作りたい!!!

-でも、ブラウザでそういうことができたら超画期的じゃない?

わかります。でも、WEBの場合、画面という制約ははずせない。このデバイス自体が古くで、不自由だなと感じるんですよ。

-そうかー。考えているね、未来のこと!そこの突破口見えたら、すごいこと起きるかもよ。

どうだろ。なんか、僕生意気なこといってますかね(笑)。

-ぜんぜん、大丈夫でしょ!

そうかなぁ・・・。でもまあそれはそれとして、まずは普通にプロジェクトを回せるようになりたいです。

-頑張れ安達くん。次回はまた、しっかりとした「お仕事インタビュ-」できるように、案件担当できること、楽しみにしているよ!

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