原発:福島の全基廃炉を…県民集会に7000人
毎日新聞 2013年03月23日 19時44分(最終更新 03月23日 21時28分)
福島市のあづま総合体育館で23日、「原発のない福島を!県民大集会」(同実行委主催)があり、福島県内外の約7000人(主催者発表)が参加した。東日本大震災や福島第1原発事故に伴う避難で亡くなった人への黙とうをささげ、国や東京電力に県内の原発全基廃炉を求める集会宣言を採択した。
集会では県民7人が現状を訴えた。県立小高工業高3年の高野桜さん(18)=南相馬市=は事故後、各地に設置されたモニタリングポストや、家族・友人と離れて暮らすことに県民も慣れてきていると問題提起。「事故を風化させないためにも、つらい体験をした私たちが多くの人に伝えていく使命がある」と訴えた。【蓬田正志】