担任教諭の指導のせいで内縁の妻の長女がけがをしたと学校側を脅迫し、謝罪文を要求したとして、警視庁葛飾署は２３日、強要未遂などの疑いで、東京都葛飾区鎌倉、職業不詳、亀山順一容疑者（３５）を逮捕した。
同署によると、容疑を否認している。
昨年１２月下旬、内縁の妻の長女が下校途中に左手の小指を骨折したと主張。学校側に「担任の女性教諭が荷物を多く持たせて帰宅させたのが原因」と訴え、謝罪文を出すよう繰り返し要求していた。
逮捕容疑は今年２月２０日、女性副校長に電話で「フルネームで実印を押して原本を寄越してくれ」「担任を寄越せ。ひっぱたいてくれるから、この野郎」などと脅迫し、謝罪文の提出を強要したとしている。前日にも校長らに同様の要求をしたという。
学校側が同月下旬に同署に被害届を出していた。