PC「無料処分」の謎に迫る データ消去は大丈夫?行き先は?
J-CASTニュース 3月23日(土)13時0分配信
それでもなお使い道がないようなパソコンも、大切な資源だ。
パソコンには金などの貴金属やレアメタルなど、価値が高い金属が多数使われている。各社ではこうした金属部品をばらした上で、専門の業者に売却しているという。「パソコン処分.com」のリブート(東京・足立区)によれば、「古いパソコンほど製造にお金がかかっており、金などが使われていることも多いんです」。普通なら回収にお金がかかってしまうようなオンボロパソコンも、いわば宝の山ということか。
このようにさまざまな角度から再利用することで、「無料回収」というコストを差し引いても、きちんと利益を上げることができるという。
となると利用者として気になるのは、パソコンに残されたデータの問題だ。多くの業者ではやはり無料でデータの消去も請け負っているが、ユーザーの中には不安を訴える人も少なくない。もちろん各社もその重要性は承知しているようで、取材に対してその管理の万全ぶりを強調した。
たとえば「データ消去証明書」の発行やハードディスク返却をオプションで行っているという「パソコンリサイクルセンター」、個人情報保護への取り組みを示す「プライバシーマーク」を取得した「パソコン処分.com」、依頼者の前でハードディスクを物理的に破壊してみせるという「パソコンファーム」など、それぞれの方法で安心ぶりをアピールする。
「パソコン回収.com」のアールキューブ(埼玉・所沢市)では、引き取ったパソコンをすべてコード番号で個体管理、消去が確認できるまで指定の施設から出さない、という対応を行っているという。「セキュリティーは会社の命」と言い切るだけに、社員教育の徹底や、ネットワーク機器など依頼者が気づかないような箇所に残ったデータのチェックなども心がけているとのことだった。
最終更新:3月23日(土)13時0分
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