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プラネタリウム館 最後の上映3月23日 17時32分
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半世紀にわたって親しまれてきた東京・荒川区のプラネタリウムが23日で閉館することになり大勢の人たちが最後の上映会に集まりました。
昭和39年に開館した東京・荒川区の「プラネタリウム館」は直径が8メートルとやや小さく、施設はほとんど開館当時の状態で利用されてきましたが、老朽化が進み、耐震性が不足していることなどから23日で閉館することになりました。
最後の上映会には家族連れや若者などおよそ70人が集まりました。上映の前に荒川区の担当者が「これまで支えてくれたみなさんに心から感謝します」とあいさつしました。
星空を写す投影機は開館当初から使われている国内で最も古い機種で、23日は、星座や星にまつわる神話などが解説されました。
1時間の上映が終わると集まった人たちは投影機を写真に収めるなどして閉館を惜しんでいました。観賞に来た60代の男性は「この施設がオープンした昭和39年は東京オリンピックの年で私が東京に出てきた頃です。こんな歴史がある施設が閉館してしまうなんてとても残念です」と話していました。
6年7か月にわたって星座の解説を続けてきた杉本幸子さんは「長年、大勢の人を楽しませてきたこの施設にはゆっくり休んでもらいたいです」と話していました。
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