シャープは22日、高温多湿の状態になると熱中症の警報を出す「みはり機能」つきの扇風機を4月に発売すると発表した。東日本大震災以降、節電意識が高まる一方、高齢者らの熱中症が増えていることから新たな機能を加えた。
みはり機能は、室内の温度と湿度を4段階に区分し、熱中症の危険が高くなると赤ランプが点滅。ピーという警戒音を出すほか、風量を自動的に最大にする。羽根なしの「スリムイオンファン」(想定価格4万円前後)などに搭載する。
消防庁の統計では昨年7〜9月の熱中症での救急搬送人数は約4万4千人と3年前の3倍以上で、うち約4割が65歳以上という。