2013年03月22日

東日本の汚染魚から作られた魚粉が全国に広がる

ゆみっち ‏@1018yumi氏の2013/2/21のツイートに次のように述べられている。

祖父が問い合わせたら放射能の心配はないと言われたナタネ発酵肥料:私が再度問い合わせ。青森の発酵鶏糞・静岡の魚粉・千葉の糖蜜が入っている。放射能検査では40から80ベクレルで推移しているとの事。知らない人はこうやって真実にたどり着けず西日本が汚染されていくんだね。誠意真摯がない。

やはり、というほかない。

原材料は、菜種粕、青森の発酵鶏糞、静岡の魚粉、千葉の廃糖蜜のようだ。菜種粕はキヤノーラ油の絞り粕、原料はカナダ産が多い。廃糖蜜はサトウキビを絞った粗糖の残り粕、これも輸入だ。鶏の餌は基本的に輸入穀物で魚粉なども食べさせるが割合は少ない。そして、静岡の魚粉。40から80ベクレルの大半は、この魚粉由来だろう。

魚の加工残渣やいわしなどを原料にするが、最近では販売が難しかったものも魚粉原料に向けられているだろう。原材料の原単位が分からないが、魚粉が10%とすれば魚粉乾燥重量kg当り400から800ベクレルということになる。

生の状態では水分が70%とすると、生の状態でkg当り57から114ベクレル。魚の内臓などはセシウム濃度が高いからこの程度あってもおかしくない。

人間のし尿を原料にした肥料、魚粉や落ち葉を使った肥料、堆肥は放射性物質が含まれる。米ぬかなども畑の肥料として施用される。もう、汚染は広がる一方だ。

そして、魚粉の汚染の高さは、別の懸念を生む。西日本の規模の大きい養殖業者は輸入した魚粉を使うといわれるが、国産魚粉も価格次第では使うだろう。かくして養殖物も放射能汚染が進む。

鶏卵にも放射性物質が含まれることは、すでに疑いのないところだ。
posted by ZUKUNASHI at 15:43| Comment(0) | 内部被曝防止
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