除染作業中に男性死亡 重機ベルトに足挟まれる
22日午前9時40分ごろ、楢葉町の除染廃棄物の仮置き場で、いわき市、会社員日隈顕光(ひぐまあきみつ)さん(51)が油圧ショベルカーの走行用ベルトに右足を挟まれた。日隈さんは出血性ショックで約3時間30分後に死亡した。
環境省福島環境再生事務所と双葉署によると、同町の除染は前田・鴻池・大日本土木JVが受注しており、日隈さんは下請け企業の社員。日隈さんが作業をしていたのは、除染で出た木の枝の体積を減らすために細かく裁断し梱包(こんぽう)する圧縮梱包室。トラックの後退を誘導中、脇から来た油圧ショベルカーにひかれたとしている。
事故を受け、同事務所は同町での除染作業をいったん休止した。同事務所によると、除染作業現場で労災死亡事故が起きたのは初めて。
(2013年3月23日 福島民友ニュース)
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