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経済
政府が石炭火力推進へ CO2排出基準の策定など検討
2013.3.23 21:35
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石炭火力の課題はCO2排出量が、LNG火力の2倍近い点。ただ、日本は石炭火力発電のCO2排出削減で高い技術を持つ。このため政府内ではこれまでなかった排出基準を明確化させることを検討。「排出量の環境影響評価が不透明で建設に踏み切れない」という電力事業者側の声に対応する。「石炭も選択肢だと示すことで、LNGを輸入する際の価格交渉でも有利になる」(経済産業省幹部)可能性もある。
政府は今後、閣僚会合の下に設ける各省局長級会議で、石炭火力推進に向けた対応策を詰める。成長戦略を策定する産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)でも推進策を打ち出す。
ただ、環境省は「国内の排出削減努力に水を差す」(幹部)と石炭火力発電の増加に慎重な姿勢を示しており、排出基準の具体的な設定などには曲折がありそうだ。
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