「迷ったときは、心を静めて、自らが神であることを知れ!」
マーク・フィッシャーという作家が、その著書「成功の掟」のなかで、ミリオネアという大富豪に語らせた言葉です。
迷ったときは、まず心を静める。
そして自分は、何を一体迷っているのかを客観視するのです。
迷いの根源には、必ず恐れがあります。
恐れはいつも、漠然としたなかに芽を出します。
ですから、漠然と遠くから物事を眺めていると、だんだんと恐怖する自分になっていくのです。
「我々は、恐怖することそれ自体、以外に恐れるものは何もない!」
故ケネディ大統領は、キューバ危機を回想したなかでこう語りました。
恐れや迷いには、本来はっきりとした形などありません。
ですから大切なことは、何を心に思い描いているかです。
迷ったときは、その迷いに近付きましょう。
そうすれば、迷いの奥底にある恐れの正体が見えてきます。
恐れの正体。
それは何か。
それは・・・
決断力の欠如です。
人は、飛ばなければならないときに飛べなければ、その人生をずっと小心者として生きなければならなくなります。
運は、小心者を近付けません。
迷っているのは、可能性があるからと解釈しましょう。
可能性は、いつもリスクと背中合わせです。
しかし、本当のリスクは、何もしないで逃げることです。
いつ如何なる状況にあっても、神が逃げることはありません。
心を静めて、自らが神であることを知れ!
神は決断力に導かれてその姿を現し、不可能を可能にするのです。