恐れない!
良いときも、そうでないときも、小さな失敗に、いちいち一喜一憂してはなりません。
そもそも、一喜一憂しているそのことなど、よくよく考えてみれば大したことではありません。
やってもやらなくてもどちらでもよいことだから、細かく心が揺れ動いているのです。
それでもどうしても気になることは、その懐に飛び込んで、ノーガードで打ち合う位の気迫が大切です。
無難なスタンスで、お利口に距離を取りながら、常識的な視点で事態を眺めているから、何ともならなくなってくるのです。
大切なことは、飛び込む勇気を持つことです。
渦中に自ら近付いて、自ら飛び込むのです。
失敗することを恐れてはなりません!
駄目なら駄目でいいのです。
いつもいつも思い通りに、うまくいく日が続くことなどあり得ません。
天気が晴ればかりではないように、雨の日も風の日も、そして時として嵐の日もあるのが人生です。
生きてさえいれば、人生に敗北が訪れることなどありません。
死ぬこと以外はかすり傷であり、全て誤差と解釈しましょう。
畢竟(ひっきょう)するに人生は、吹っ切れた者勝ちであり、やらない者負けです。
一つの小さなつまずきに引っ掛かって、今までやってきたことの全てを投げ出すような愚を演じてはなりません。
つまずいたのは、起き上がる術(すべ)を学ぶためです。
何回つまずこうが、起き上がればいいのです。
失敗から起き上がる姿を見せることが、リーダーたる者の真の仕事であると心得ましょう。
ですから、いつもいつも格好よくなくてもいいのです。
人生なのですから、いろいろあるのです。
そのいろいろを乗り越えて、人生は光を増していきます。
我が身に起きる全てのことを、前進するための力に変える!
この命の姿勢に、活路が開けてくるのです。