目指すゴールと、そこに向かう覚悟が同じならば、それだけで80%達成したようなものです。
大切なことは、チームで仕事に取り組むことの重要性を、しっかりとリーダーが認識することです。
仕事が成るか成らないかの境目がチームの意識にかかっていることを知らない人は、強いリーダーシップを取ることは出来ません。
チームの意識は、リーダーのゴールに向かっていく意識にかかっています。
全ての事は、長の一念、即ちリーダーの思いの強さにかかって、結局それが最後の決め手となっていきます。
何がなんでもやり遂げてみせると、いつも強く思っているか。
思いの強さは、時空を超えて目的に向かって走る、唯一のエネルギーであることを理解しているかが重要です。
私たちは、そうした最強のエネルギーを内に秘めていることを、どこまで知ろうとしているのでしょうか。
どこまで、そうした人生を変える最強のエネルギーを、素直に受け入れようとしているのでしょうか。
事が成らなかった理由をよくよく突き止めていくと、そこには明快な原因がありました。
それは、初めから諦めていたのです。
取り組む前に、敗北という前提を受け入れて、どうせ無理という一念をエネルギーに変えて、宇宙に放射していたのです。
出来ないという一念が宇宙を走って、出来ないというゴールに一直線に届いたのです。
リーダーの抱くほんの僅かな負のエネルギーは、チームの1人1人に伝播して、瞬く間にチームが目指すべきゴールを曖昧にし、そして覚悟とはほど遠いぼんやりしたあやふやな空気をつくり上げていきます。
全ては、自覚に貫かれた強い思いを持った、1人のリーダーの意識から始まることを忘れてはなりません。
事の成否の全ての原因が、明確なゴールとそこに向かうチーム1人1人の覚悟にあるからです。