好評「カーネーション」再放送中止“お抱え”俳優逮捕でNHKマッ青
【芸能】
制作費250億円かけた「坂の上の雲」もピンチ!?
理由は「カーネーション」に出演していた俳優・河野智宏容疑者(38)がわいせつ目的誘拐などの疑いで警視庁に逮捕されたため。今年1月、河野は10代の少女に「芸能界の人を紹介してあげる」と声をかけ、車に連れ込んで20分間にわたり下半身を触り続けたという。
「NHKはスタッフの金銭絡みの不正と性犯罪には特に厳しい。受信料の支払い拒否に直結する可能性が高いからです。再放送見送りは、抗議に対応する職員の労力などを熟慮して決めたのでしょう。しかし、『カーネーション』は尾野真千子の好演と完成度の高さで、過去8年間の朝ドラでは最も高い視聴率を記録しました。BS加入者増の呼び水になったかもしれないだけに、NHKには大きな痛手です」(放送ジャーナリストの小田桐誠氏)
NHKは「総合的に判断した」(広報局)と説明するが、実際はマッ青なんじゃないか。河野は無名ながら、NHKの“お抱え”みたいな役者だ。「カーネーション」のほかにも06年の朝ドラ「芋たこなんきん」、10年の「坂の上の雲 第2部」などに出演。NHKは「いずれも現時点では再放送の予定はありません。決まった段階で考えます」(広報局)と平静を装うが、もしすべて“お蔵入り”になったら一大事だ。
「『坂の上の雲』は40カ国でロケを敢行し、総制作費が250億円かかったといわれてます。朝ドラも1週間あたりの制作費が4000万円といわれ、半年で約10億円かかる。無名の役者の性犯罪でパーになったらシャレになりません」(関係者)
前出の小田桐誠氏がこう言う。
「NHKは時間をかけて河野の出演シーンをカットしていくのでしょう。しかし、完成度が高ければ高い作品ほど、編集作業は難しい。1分、1秒の短い時間を削るだけでも編集マンは唸(うな)るといいます。『坂の上の雲』からきれいに河野を消すのは至難の業かもしれません」
NHKは役者の“身体検査”を厳しくするしかない。