埼玉県川越市の製本業 -製本の事なら株式会社豊翔-

 

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埼玉県川越市の製本業 -製本の事なら株式会社豊翔-

豊翔のブログ



折れない杭

本質は、目に見えません。

大切なものも、目で見ることは出来ません。

あなたを土壇場で支え、そこで踏み止める勇気。

拭っても拭っても、流れ落ちる感動の涙。

人に力を与え奮い立たせるものは、心で向き合わない限り見ることは出来ません。

心眼力。

心の眼を開けましょう。

一つ一つの状況に、いちいち細かく振り回されて反応していてはいけません。

進もうとすれば、いろいろあるのは当たり前だからです。

いろいろあるその中から、あなたをあなた足らしめていく本質をしっかりと見るのです。

それは、心で見ようとしなければ見ることは出来ません。

それでは、どのようにすれば心で見ることが出来るのでしょうか。

それは、覚悟です。

私はやり遂げる。

断じて引かない。

こう心に、折れない杭を打ち込むのです。

真に覚悟を決めた時、心眼は開きます。

心眼が開いた時、そこに動じない不動のあなたがいます。

動じない不動のあなたが、ここ一番の仕事を冷静にやり遂げて、あなたを高見へと押し上げるのです。

腹を決めましょう。

ビクビク迷って弱気で事に当たっても、あなたが望む人生は近づいては来ないからです。



Think different

2004年、その男にすい臓ガンが発見され、余命半年が宣告されました。

しかし、その摘出手術は奇跡的に成功し、男は生還します。

そして2005年、その男がスタンフォード大学の卒業式に招かれて行ったスピーチは、キング牧師のスピーチと並び、歴史に残るスピーチと称賛されました。

ガンで死と直面した男は、卒業生たちにこのように語りかけました。

「今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやることは本当にやりたいことか?もし、何日もの間「ノー」という答えが続いたなら、何かを変えなければならない」

そしてその男は、最後にこう締めくくりました。

「Stay hungry,stay foolish.(ハングリーであれ、バカであれ)」

アップル創業者スティーブ・ジョブズ、その人です。

1996年、ジョブズが当時沈みゆくアップル社に戻り、復活の狼煙(のろし)をあげたキャッチ・コピーは、「Think different(人とは違うことを考えろ)」でした。

「クレイジーな人たちがいる」から始まる絶妙なコピーは、まさにジョブズその人の生き方と反骨精神を表していました。

あなたも、もっとハングリーで、クレイジーになってみてもいいのでは。

「この世は夢よ、ただ狂え」

これは、江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、良寛の残した言葉です。

彼は、「子供の純真な心こそが誠の仏の心」と解釈して、常識に囚われない物の見方や発想からその教えを平易に説いて、広く一般大衆から信頼を寄せられました。

私たちも今までの常識とやらに囚われていないで、自分のやりたいことをやる生き方へと純真な子供の如くに、物の見方や考え方を、もっとハングリーにもっとクレイジーに変えてみてもいいのではないでしょうか。

「宇宙に衝撃を与えてやるんだ」

「自分が世界を変えられると本気で信じている人たちこそが、本当に世界を変えている」


ジョブズの戦う反骨の息遣いが伝わってくる、しびれる発想です。



人生のテーマ

一人の才能が、世の中の行き詰まりを打ち破っていきます。

何があっても諦めない。

手を抜かない。

これが、才能の始まりであり終着点です。

才能は閃きですが、閃きは行動してはじめて湧き出るものと心得ましょう。

身体を動かして、即ち命を動かして、何かが湧き出てくるからです。

運命とは、命を運ぶと書きます。

それは、行動することを意味します。

行動する。

それは命を運ぶことであり、自らの運命を形づくることです。

運命とは、神秘的に何処かであなたを待ち受けているものではありません。

運命とは、あなたがつくり、あなたが達成する「人生のテーマ」だからです。

人生のテーマを持ちましょう。

何を以て、自分が自分であることを確認し、日々充実感に溢れて生きていくのか。

そこに、未来へ羽ばたく使命を自覚出来た時、才能の芽は急速に伸びることが可能となります。

昨日よりは、今日。

今日よりは、明日。

今の状況に、押し潰されてはなりません。

今のその状況こそが、あなたに才能という翼を与える現場だからです。

常に現場で直面したことが、あなたの血肉となり、精神の骨格となります。

精神の骨格を持たない者が、遠くへと辿り着くことなど絶対にありません。

現場で学ぶべきこと。

それは、絶対に諦めないこと。

そして、手を抜かないこと。

あなたの孤軍奮闘が、輝く才能へと昇華した時、状況は劇的に変わります。

真の才能とは、諦めないことです。

この精神が伝わって、はじめて状況は劇的に変化していくのです。



ゲーム

勝負するときの心構え。

それは、人生はゲームであると解釈するなかにあります。

ゲームですから、その勝負のなかにあるリスクを深刻にとらえてはなりません。

ゲームは失敗するかもしれないから面白いのであり、たとえばゴルフゲームをして、適当にリモコンを操作しながら何をしても全てホールインワンなどというゲームなら、そんなゲームは誰もやりません。

そんなゴルフゲームは面白くないからです。

ゲームは、ハラハラドキドキするから面白いし楽しいのです。

人生をゲームととらえることができれば、心に余裕ができます。

自分で自分をコントロールすることができるからです。

何かを意志を持って実行すれば、当然そこにはリスクがあります。

逆の言い方をすれば、リスクのない行動は意志のない行いであり、意志がなければ、その行動は他人にコントロールされた行動であるということです。

しかし、です。

リスクといっても、よくよく考えてみれば、この世に生を受けたこと自体がリスクであり、私たちは人生最大の恐怖である「死」へ向かって1日1日を過ごしています。

ですから人生の結論は、私たち全員が確定済みです。

リスクをこう解釈できれば、リスクリスクと騒ぎ立てても、死以外のリスクはゴミほどの重さしかないことが分かります。

そんなゴミほどの重さしかないリスクを恐れて何もしないことが、どれだけもったいないことか。

ならば、何が生きるということの本質なのでしょう。

それは、死という結論に向かうその過程にあるということです。

人生のプロセスを、どう楽しむか。

これだけが、生きるということの本質なのです。

楽しむとは、エキサイティングに生きるということです。

ハラハラドキドキを楽しむ!

自分で自分をコントロールして、人生もビジネスもゲーム感覚で楽しんでしまうのです。

人生は、どこかで本音をしゃべらないと、道が全く開けてこないときがあります。

しかし、本音をしゃべろうとすると、例のゴミほどの重さしかないリスクが頭をもたげてきます。

そのときは、「本音トークゲーム」の始まりです。

その結果うまくいこうがいくまいが、所詮ゲームですから、その結果に囚われてはいけません。

人生もビジネスもゲームです。

こう理解できれば、無用なプレッシャーから心が解放されて、新しい自分に生まれ変われるかもしれません。

どうぞ、お試しあれ。



逆境という時代

壁を乗り越えていく力は、自分を信じるところから始まります。

時代がうなり声を上げて蛇行を繰り返しています。

100年に一度と言われる波は、見方を変えれば、次の新しい100年への産みの苦しみととらえることも出来ます。

大切なことは、今がどうあれ新しい未来のビジョンに生きていくのだ、という決意をしっかりと持つことです。

そして、その為の具体的な行動を言い訳せずに続けていける、揺るがない不動の心を作り上げることが根本の命題なのです。

幸せも成功も、戦わなければ手に入りません。

真の仲間も、戦って初めて巡り合えるのです。

その本質は心にあります。

あなたの心の奥の奥に、どのような意識が座っているかが問題なのです。

意識が覚醒して、魂が目覚めます。

魂が目覚めれば、あなたのエネルギーが狙った一点に迷いなく注がれていきます。

その結果、全てがあなたを進める力となって動き出すのです。

未来の新しいビジョンに生きていきましょう。

そのために、今の自分の方向性をチェックしましょう。

富士山に登りたいなら、富士山に向かって歩いていなくてはなりません。

方向性がOKなら、あとは準備です。

ここで、準備についての再確認です。

準備は立ち止まってするものではないということです。

準備は歩きながら、動きながらするのです。

準備の究極とは何か?

それは、

投資です。

自分自身への投資です。

投資とは、新しい未来のビジョンを構築する力を獲得するための戦略です。

あなたが、1日に一つ新しい何かを身に付けていくことは、それこそが新しい未来のビジョンを構築するための投資なのです。

昨日の自分を超えていきましょう。

誰もが落胆するようなこんな時代だからこそ、独り気を吐きましょう。

真の飛躍は、逆境という時代に育まれてこそ可能となるのです。



モノの見方

日常の仕事で、高いやる気を持ち続けることはとても難しいことです。

これに関して、神戸大学の金井教授は、「そもそもやる気は、アップダウンがあるもの」と指摘されています。

さらに、「やる気満々で居続けることは不可能だからこそ、自分のやる気を自分でコントロール出来ることが大切」と語ります。

自分のやる気を調整出来るようになるには、自分の気分のパターンを把握することがカギになります。

金井教授は、「自分はどういうときに頑張るのか、どんなときに落ち込むのか、それらを紙に書いてみることが第一歩」と助言されています。

やる気を高めるために大事なことは、目標を立てることです。

ただし、その目標が簡単過ぎても、難し過ぎても意味がありません。

頑張れば、どうにか手が届く目標を設定出来ているかどうかがポイントになるのです。

一つ、やる気を高めるための前提となる考え方があります。

それは、仕事や人間関係のことで落ち込むなというのがそもそも無理な相談で、それを如何に長引かせないかが重要であるということ。

既に起きてしまったことに囚われ続けると、やる気は下がる一方だからです。

モノの見方を変えることも大切です。

例えばミスがきっかけで落ち込んだとき、そのミスを長い目でとらえ直せれば、「失敗を繰り返さないためには、必要なステップだった」と考えることが出来ます。

そうするうちに、やる気が反転して上昇するきっかけをつかめるようになります。

冷めた目で自分を相対化することは、ネガティブな気持ちが尾を引くのを避ける知恵であり、経営者の中には、自分の悩みなど世界全体から見たらちっぽけなことだと思えるように、地球儀を身近に置いている人が多いのだそうです。

「落ち込んでも、命を取られることはないと捉え直す」

「やる気が下がったら、過去にお客様からもらったメールを開く」

感謝の文章を読み直すと、初心に戻れるからだそうです。

盛り下がりから、如何に反転に転じるか。


そのコツは、「冷めた目」を持って自分を相対化することにありました。



証明

「田舎の三年、江戸の昼寝」という言葉があります。

田舎で懸命に三年間勉強するより、江戸で半刻(はんとき)昼寝している方が、よほど進化・成長出来るという喩え話です。

我が身を何処に置くかが人生と言っても、過言ではありません。

自分自身の旗色をハッキリさせる。

私はこういうことがやりたくて、だから今こういうことを、こういう思いでやっている!

こうキッパリと言える、眺めのよい人間でありたいと思います。

あなたの足を止めさせる、あなたの心のなかにある、根本的なブレーキは一体何ですか?

誰からみてもイイ人は、ただの薄っぺらな都合のイイ人です。

人生には、あなたと関係のある人と、関係のない人がいます。

あなたと関係ない人に、よく思われたいという動機で振る舞うとき、心に急ブレーキがかかってしまうということをご存知でしたか?

やろうとしたことに対する躊躇(ちゅうちょ)こそが、人生の扉を固く閉ざしてしまう最悪のエネルギーであることを知りましょう。

ですから、迷ったらイエス、迷ったらゴーなのです。

しない後悔より、した後悔。

これが正解です。

あなたは自分にとっての、人生の目的を考えたことがありますか?

目的と目標は違います。

目的の方が上であることは、言うまでもありません。

人生の目的。

それは、あなたがあなたであることを証明することです。

その最前線こそが、今のあなたのその環境であり、状況です。

心の置場所を間違ってはいけません。


大切なことは、今のその状況とか場所ではなく、自分自身の精神のあり方なのです。



a pile of each day

「人間とは、自己実現を求めて、絶えず成長しようとする生き物である」

アメリカの心理学者、マズローの言葉です。

自己実現というと、何か途方もなく凄いことのように聞こえますが、実はそうではありません。

人間はその時その時に、経験しなくてはならないことを、背伸びせずにちゃんと通過することが大切なのです。

その時その時に、直面したことをやりきる。

幼稚園児が世界平和を考えていたら、恐らくこの児童は成人した時に、深刻な心の問題を抱えることになります。

幼稚園時代には思い切りわんぱくぶりを発揮して、思うがままに駄々をこねて、そうした中で少しずつやってはいけないことや我慢を学んでいくことが、その時代の本分であり、それが自己実現を目指して成長していくことにつながっていきます。

そうした幼稚園時代を卒業して、次の成長のゾーンに向かう過程を、自己実現というのです。

「神童成人して、凡人となる」という言葉があります。

様々に解釈出来る言葉ですが、いくら神童と呼ばれても、その時その時にやるべきことを卒業することなく先を急ぎ過ぎても、結局最後は普通の人になってしまうということです。

自己実現とは、使命を自覚して、天命に沿った生き方を決意する中に醸成される感覚です。

今日1日を学び、そして卒業する。

あたかも単位を取得するが如くに、今日1日の単位を取得する。

自己実現とは、入学と卒業の繰り返しにあるのだと理解しましょう。

さあ、あなたの取得する今日1日の単位とは一体何ですか?

1日1日を、みずみずしい気持ちで卒業していきましょう。


自己実現といっても、そうした1日1日の積み重ねの中にしかないからです。



時間管理

「80対20の法則」という考え方をご存知ですか?

これは、イタリアのパレートという経済学者が唱えたもので、「パレートの法則」とも呼ばれます。

「パレートの法則」とは、例えば時間を例にとると、私たちの使う時間の80%はわずか20%の成果しか上げていない。

逆に、残りの20%が全体の80%の成果を上げているという考え方です。

これは10時間働いたとして、成果の80%はたった2時間で達成されており、後の8時間は20%の成果しか出せていないということです。

この法則は、様々な分野で当てはまります。

例えば、100人の営業マンがいるとして、全体の売上の80%をトップ20人が稼ぎ出し、残りの80人は売上の20%しか稼いでいないということもいえる訳です。

ともすれば、私たちは1日24時間を漠然と捉えた結果、いつの間にか80%の時間を無駄にしているのではないかという問いかけにも思えてきます。

時間管理は、1日を輝かせるための必須の項目です。

その基本は、予定とスケジュールをごちゃ混ぜにしないということから始まります。

予定とは、これからのことを自分で計画して、自分の意思で進めていけることをいいます。

つまり、自分の意思だけでコントロール出来る領域を指します。

一方、これに対してスケジュールは、自分の意思で変更出来ない、動かせないものをいいます。

ここで大切なことは、外せないあなた自身の仕事そのものはスケジュール化してしまうということです。

動かせないスケジュールにしてしまえば、あれこれ迷わずに、仕事そのものを効率的に進めていけるようになります。

これを押さえることが出来れば、残る時間はあなたの意思でコントロール出来る時間ということになります。

この時間こそが、勝負の時間帯なのです。

実はタイムマネジメントの盲点ともいえるのは、本当に自由になる時間が1日の中でどれくらいあるのかをハッキリつかんでいないということです。

時間が出来てから「何をしようかな」では、後手後手に回って、ただ気がせわしなく動くだけになってしまいます。

時間という宇宙から与えられた平等な資源を、生かすも殺すもこのコントロール可能領域の時間にあります。

この時間に、明確な意思を持って予定を入れましょう。

やるべき事リストをハッキリと書き出して、あなたの自由になる時間に予定として落とし込むのです。

そして、いざ実行です。

実行する際に、ポイントがあります。

☆より速くすること。

☆より良くすること。

☆今やるべきことをすること。

この三つです。

これらは、ピーター・ドラッガーが、仕事を上手に進める三原則としてあげたものです。

いずれにしても最後は気合いの勝負ですが、仕事をうまく進めるシステムの一つとして、時間管理能力のアップを図っていきたいものです。



あと10年

決めた「その日」は、必ず来ます。

たとえば、テレビ放送の地デジ化がそうです。

地デジ化の告知CMを初めて見たときは、まだまだ先のことだと思っていたのが、もうすぐそこに迫っています。

一度その日を決めてしまえば、その日に対してのカウントダウンが始まるからです。

このカウントダウンの究極が、寿命です。

オギャーと産まれ落ちたその瞬間から、私たち一人一人に命のカウントダウンが始まります。

私たち全員が、意識してもしなくても、この世と別れるそのときがセットされるのです。

ここで一つ、自分への問いかけを試みてください。

あと10年しか生きられないとすれば、自分は今の仕事や生活パターンをそのまま続けるのだろうか、と。

いいですか、あと10年です。

あと10年。

こうして考えてみると、何か事があるたびに気持ちが揺れて不安定になるのは、自分の命が永遠に続くと勘違いしているからであることに気がつきます。

不安の根源にあるものは、期限という意識の欠如なのです。

ということは、その日を決めるという意識を持てば、不安は消えるということです。

期限こそが、人を迷いなく稼働させる重要なポイントだったのです。

ですから、やろうとすることに対して、さっさと実行するその日を決めてしまいましょう。

その日を、どんどん決めてしまうのです。

そうすれば、命のメカニズムが働いて、揺れる心を一点に向けて動かしていきます。

大切なことは、決めたその日が連続して続くことです。

それはつまり、今日という1日が漠然と迎えた1日ではなく、意志を持って決めたその日なのかどうかということです。

決めたその日は、必ず来ます。

そして、その1日1日が運命を変更していくことを忘れてはなりません。




リカバリー

ギリギリの段階で、淡い期待を抱いてはいけません。

淡い期待は甘い読みを呼び、その甘い読みが、あなたを軌道から外していくからです。

人の真の実力は、自分の読み筋が狂ってきたときに試されます。

よくよく考えてみれば、一から十までの全てのプロセスが自分の思い通りにいくと思っている方がおかしいのです。

狂いの根本は、こうした甘さにあることを反省しましょう。

反省したら、パッと切り替えて修正する。

人生は、修正の連続だからです。

どんなに一流のプロゴルファーでも、あれだけあらゆる状況を想定してバリエーションに溢れた様々なショットを鬼のように練習しても、試合のどこかでミスショットを打ってしまいます。

ゴルフというスポーツは、止まっているボールを打つスポーツです。

ですから、そのボールを打ってミスが出たら、他の誰でもない自分の責任です。

プロとアマチュアの違いは、そのミスショットの直後の数秒に表れます。

アマチュアは、「練習してないからな」と照れ笑い。

それで終わり。

プロは悔しさを顔ににじませながらも、自らの未熟さを受け入れて、即リカバリーを考えるのです。

起きてしまったことは、もう仕方ありません。

大切なことは、次の一打。

即ち、リカバリーショットにあります。

実は、このリカバリーショットに、それまでの様々に積み重ねてきた修練の集大成が表れます。

人生はリカバリーで決まります。

人生のリカバリーショットをどう打てるか。


ここに、あなたの真骨頂があるのです。



リメイク

人はどれだけ事実を説明されても、それだけで心に火が付くことなどありません。

人はその事実の奥に潜む真実に触れて、はじめて心が動く生き物だからです。

真実には、必ず何らかの気付きがあります。

その気付きが人の心に火を付け、新しい何かを創り上げていくのです。

それは、何かを生み出すとかではなく、何かに気付いてリメイクするといった感じです。

ですから、人としての実力は、如何に気付けるかにあります。

常に目的意識という人生の触覚が働いていれば、いついかなる時も、誰と会っている時でも、必ずそこには気付きがあります。

気付きはアイデアに通じます。

そのアイデアが、独創性へと変化した時、あなたの人生が静かに回り始めるのです。

その際に大事なことは、万人受けするアイデアなど二束三文であるということです。

万人受けするアイデアとは、可もなく不可もなくというありきたりな発想に過ぎません。

まずあなたが、そのアイデアに興奮しているかどうか。

ここが一番のポイントです。

人の心を揺り動かすものは、興奮という振動です。

この振動は、人から人へと伝播していきます。

発信源は、あなたという一人の興奮した心から。


その時抱いた熱い興奮は、決して自分一人の中にしまい込んではなりません。

どんどん人にぶつけてみるのです。

良きアイデアは、一人で壁打ちしていても育ってはいきません。

人と人との打ち合いの中で、より大きく成長していくものがアイデアだからです。

この世の中において、事実の説明をどれだけ積み重ねたとしても、その事実をつくった大元が紛れもない人である以上、最後はその時その人が何を感じていたのかという原点に戻らざるを得ないのです。

その原点に迫ってはじめて、人生を読み解くヒントに出会えます。

そしてそのヒントが、人生を展開するアイデアを生み出し、あなたはあなたの道をさらに力強く歩み続けることができるのです。



駄目で元々

内なる心に絶望を許したとき、負けが確定する!


勝敗は、取り組む前についています。


「出来たらいいな」で出来た人は、一人もいません。


軽い思いつきで、ただ単にやりたいとか、やってみようと思うだけでは届きません。


とにかくやってみる!


やってしまう事が大切です。


本当にやる人は、言葉に前置きをしません。


出来なかった時の言い訳を、初めから用意したりしないのです。


出来なかったらどうしようというような余計な予測も、やる前から立てたりしません。


人目を気にして、中途半端な行動もしません。


実はあなたが人目を気にしている時、人はあなたを全く気にしていないことをご存知でしたか?


いつも人目を気にして、その結果、自分自身を生きていない、中途半端な生き方をしている人を注目するほど、世の中は暇ではないからです。


逆にあなたが人目を気にせず、自分自身を生きると決めて動き出すと、人は急にあなたに注目し始めます。


それはあなたから「気」、即ちオーラが出ているからです。


どれだけ凄い閃き、どれだけ斬新なアイデアを持っていても、モノにならない人が大勢います。


それは一体何故なのでしょう?


答えはシンプルです。


それは、断固とした態度を持っていないからです。


百万人といえども、我れは征く!


こうした、強い思いが決定的に欠如しているのです。


断固とした態度を持つ時、摂理が回り始めます。


それは思いもよらない助け、思いもよらない追い風となって、あなたを目標に近づけます。


やったけど、出来なかった!


本当にそうなら、何の問題もありません。


やって駄目だったのですから、それは進むための経験と糧になったはずだからです。


しかし、出来なかった事のほとんどは、やらなかったという、とてもシンプルな原因の結果です。


結局始めからやろうとしてはいなかったというのが、大方の出来なかった理由なのです。


敗れ去る者は、困難な状況に負けたのではありません。


自らの内なる心に、絶望を許したのです。


初めから心のどこかに、決定的な諦めを許していたのです。


根拠のない絶望を許した挙げ句に、諦めと引き換えに意味のない束の間の安堵感得て、自分が明らかに気後れしていることをごまかしたのです。


敵は、我れにありました。


駄目で元々なのに、今まで何に引っ掛かっていたのでしょう?


さあ、只今この時この瞬間から、行動する自分へと変わりましょう。

人は皆、この気付きから自分の歩むべき道に立ち返って、自分を取り戻すからです。



あなたは負けない

「天才も、繰り返されることには負ける」

凡人が天才を目指した時、その先にあるものは、身の程を思い知らされる状況です。

凡人は凡人として、どう自分を確認し、どう自分を育てていくか。

それは、やると決めたことをひたすら繰り返す以外にはないのです。

一途に繰り返す。

ここに何かの気付きがあるなあと、今、心からそう思います。

人生は積み上げていくものです。

今、もしあなたが思うに任せない状況にあるとしても、あるいは失意の底に沈んでいるとしても、如何なる状態であれ、覚えておかなければならないことがあります。

それは、「命の強さ」ということです。

命は強いのだということです。

ですから、あなたは強いのです。

あなたを心から愛して止まない、あなたの父・母が、彼らのあらん限りの思いをかけて、あなたに強さという宇宙の本質を与えました。

ですから、如何なる状況に落ち入っても、あなたが敗れ去ることなど絶対にあるはずがないのです。

ただあなたに、そのことが理解できていないというだけです。

状況がどうあれ、あなたが思うことを一途に積み上げていってください。

その時、周りなんか見ていたらいけません。

あなたをこの世に生み出した宇宙が、じっとあなただけを見てくれていますから、あなたはあなたの一日一日をひたすら積み上げていくのです。

あなたの人生を切り開くものは、あなたの信念と情熱とひたむきさ以外にはありません。

そうした態度を笑う人には、笑わせておけばいいのです。


戦う人の心は、戦う人でなければ分からないからです。



やれば終わる

40年以上前だったと記憶していますが、少年向けテレビ番組で「月光仮面」という一大人気番組がありました。

白いコスチュームに白いマント、白いターバンのような布をなびかせて、顔には黒っぽいサングラスをかけて、全身を謎で包んだ正義のヒーローです。

悪が起こるところに、「はやてのように現れて、疾風のように去って行く」正義の味方。

それが、月光仮面でした。

何でこんなことを持ち出したのかと言えば、私たちも人生を変える仮面を被って、良い意味で別人に変身してみれば良いのではないかと思うからです。

では21世紀に、自分を変革する正義の仮面とは?

「速攻仮面」

とにかく、閃いたら速攻で行動する。

ウジウジと考え込んで、悩んでなんていない。

いつかではなく今。

何処かではなく、今自分が立っているこの場所。

誰かではなく、自分。

これが、速攻仮面です。

神様は、遅い人が嫌いです。

煮えたのか煮えてないのか分からない人に、チャンスは与えません。

自分がややこしくなって来たら、仮面を被りましょう。

そう、速攻仮面に変身して、目の前にある案件を、雑念を入れないでどんどん片付けてしまいましょう。

素早い行動こそがあなたの現実に動きを付けて、次の現実を展開させる一番の肝だからです。

迷ったら、漠然とやろうとするのではなく速攻でやる。

ウジウジしてないで、一気にやりきる。

やれば出来るとか気合いを入れている間に、速攻仮面に変身して、ごちゃごちゃ考えないでどんどん終わらせていく。

そこに敢えて理屈を差し挟めば、「やれば、終わる」ということです。

やれば、終わる。

事は完了させて、次の現実に接続していくことを忘れてはなりません。



プレッシャーの捉え方

幸せは達成感の中にあります。

達成感は緊張感とワンセットです。

緊張感は違和感の中にあり、その違和感こそが気付きへとつながるのです。

新しい自分との出会いは、今まであなたが避けてきたことのなかにあります。

人生の真の意味は、やれば出来るということを経験することです。

今までやり慣れたことを繰り返しても、そこに気付きはありません。

何故ならば、やり慣れたことの繰り返しにはプレッシャーがないからです。

才能はプレッシャーという揺りかごの中で育てられ、気付きというきっかけで花開きます。

進化成長は、プレッシャーと表裏一体です。

富もプレッシャーの中に潜んでいます。

プレッシャーと勝負しましょう。

乗り越えたときの感動こそが、新しい自分との出会いであり魂のご馳走だからです。

実のところ、プレッシャーのかかるシーンに身を置く人はそうそう多くはありません。

あなたがプレッシャーの舞台に立っているとすれば、それだけで栄光の舞台にいることを自覚してください。

かけがえのない鍛えのステージで魂を磨いているのだと、自分自身に言い聞かせて一歩前に踏み出すのです。

人生は勝負です。

勝負を避ける生き方に明日はないと知りましょう。


プレッシャーのその時こそが、栄光の時なのです。



次の現実

成功の扉は押さなくては開きません。

成功の扉は引いても開かないのです。

あまり真面目に考え過ぎないで、今あなたの目の前にある扉を押してみましょう。

扉を開ければ、次の現実が待っています。

次の現実に足を踏み入れたあなたは、その現実がそんなに複雑ではなかったことに気付くはずです。

心配していたほどややこしいものではなく、スッと事が運ぶことに気が付くのです。

「杞憂(きゆう)」という言葉があります。

この言葉は、杞の国の人が天が落ちてこないか憂いたという故事より、取り越し苦労の意味で使われます。

まだ起きてもいない事を、取り越し苦労をして心配するのは止めにしましょう。

取り越し苦労は繰り越し苦労となって、やがてあなたを疲れさせていくからです。

人生「出たとこ勝負」、くらいのハンドルの遊びがあった方がよいのです。

達観して眺めれば、物事はなるようにしかなりません。

うまくいかない時は、何をやってもうまくいかないからです。

うまくいかない時は流れに身を任せて、あまり細かく考え過ぎないことが大切です。

心を穏やかに、平静に保ちましょう。

心配や怒りこそが杞憂の正体だからです。


真の成功は、落ち着きのなかにあります。

落ち着いて、平静な心を持って、今目の前にある扉を押してみてください。


あなたを導く、次の新しい物語がそこに待っています。



蜃気楼

一言で救われる時があります。

人は、状況が暗いから悩むのではありません。

心が闇の中に沈んでいるから悩むのです。

闇を晴らす一条の光こそが、一言の言葉なのです。

状況や物事それ自体には、さほどの価値はありません。

そこに言葉があるから、人はそのことに価値を感じるのです。

一言を侮ってはなりません。

言葉を甘くみてはいけません。

愛も、尊敬も、憎しみも、その発端となったものは一言の言葉でした。

尽きることのない力は、あなたの心の奥底にどのような言葉を信念として持つかによって湧き出てくるのです。

座右の銘を持ちましょう。

座右の銘とは、常に心に留め置いて、自らの励ましや戒めとする言葉をいいます。

あなたの信念は、何を座右の銘とするかで決定されます。

その信念があなたの心の奥底へ届く情報となった時、その情報に基づいて、あたかも一つの遺伝子が肉体を設計するように、あなたの状況を形創っていくのです。

今、あなたの目の前で起きている状況にたぶらかされてはいけません。

それは、ただの蜃気楼のようなものだからです。

あなたの信念を「出来る!」と変更出来れば、今の状況が、出来ない状況から出来る状況へと変更されるのです。

信念の変更は状況の変更であり、その発火点こそが、一言に集約された言葉なのです。


何故ならば、人間の正体は言葉だからです。



もう一つ

今テレビをつければ不安なことばかり。

だからもうテレビをつけない。

こういう反応をする人たちが増えているようです。

しかし面白いもので、世の中の景気が暴走しているときには、この根拠なき過熱経済は危ないと警鐘を鳴らしても、人々は心配し過ぎだと言ってそうした情報に耳を貸すことはありません。

景気が悪くなったらなったで、そんな暗くなる情報は聞きたくも見たくもないという。
景気がまだ落ち込む前に、景気は悪化するから準備をと言えば、そんな情報は聞きたくも見たくもないという。

結局、そういうことなのです。

景気がよくなろうが悪くなろうが、そうした情報を聞かない人は聞かないし、聞く人は聞くということです。

今の自分の状態を、世の中の状況のせいにしてはなりません。

現に、どれだけ世の中の状況が悪くても、豊かな人はずっと豊かです。

逆に、どれだけ世の中の状況が良くても、経済的に厳しい人はずっと厳しいのです。

現状を変えていく力のベースは、情報です。

情報の基本は、今の自分の現実と世の中の流れを冷静に見ることです。

チャンスの芽は、皆が不安に感じている心理の中に潜んでいます。

皆が縮こまっているときにこそ、打って出ましょう。

今という現実の生活を支える仕事を必死でこなしながら、もう一つ未来を切り拓く仕事を決意した人だけが頭ひとつ抜け出すのだ、ということを忘れないでください。

苦しいときほど、

不安なときほど、

「もう一つ!」

という積極の精神を持つことが大切です。

不安な時代だからこそ勝負を。

いつの世も、時代は過去からの結果と未来への種を同時にはらんでいることを忘れてはいけません。

未来を切り拓く基本の精神は「強気」です。

あなたは強気で攻めていますか?