失敗は、次のステージへのスタートラインです。
失敗を恐れず、まず人生という打席にしっかりと立ちましょう。
この打席に立たなければ、何も始まらないからです。
人生には三回チャンスが訪れると言われますが、そのチャンスも、バッターボックスに入らなければ訪れることはありません。
チャンスとは何か。
それは、宇宙があなた自身の運命の変更を賭けて、あなたに投げ込んでくる豪速球です。
あなたはそこで「勝負」しなければなりません。
チャンスとは勝負の異名でもあるからです。
腹を決めて臨まないと、そのチャンスは非情なものに映ります。
宇宙があなたに投げ込んでくる豪速球は、速いだけでなく微妙に変化しているからです。
あなたの腹が据わっていないと、その微妙な揺れに惑わされることになります。
宇宙はあなたが予期せぬ形で、その豪速球の内側にチャンスという「宝」を秘して、様々な表層を纏(まと)いながら、三回だけ真っ向からあなたに投げ込んできます。
それは突然の体調不良であったり、事故であったり、リストラや別れであったりします。
大切なことは、その時に「動じない!」ことです。
頭をごちゃごちゃとこねくり回すより、腹を据えてデンと構えるのです。
人生のほとんどのことは「態度」で決まります。
「タイヘンタイヘン」と慌てふためくのではなく、「今こそ、大きく変わるのだ!」と腹を決めてしまいましょう。
本当のチャンスは、チャンスの顔をしてはやって来ません。
チャンスは、ピンチの顔をしてやって来るのです。
ピンチが来たらそのように捉えて、絶対に逃げたらいけません。
空振りなら空振りで構いません。
空振りで構いませんから、思い切りバットを振り切りましょう。
この世に生まれて来た以上、人生の最後の結末は誰もが同じように決まっています。
そうであるが故に大切なことは、どのような態度で時代に生きたのかということであり、そのことだけが最後の最後の時に自分自身に問いかけられてくるのです。
今日からは、あまり先のことをくよくよと心配しないで、楽観的な態度で今日という一日に立ち向かっていきましょう。
大丈夫、全ては予定通り順調に進んでいます。