我が主体性を止めるような行動は、意図的に止めにしましょう。
自らの下すジャッジメントによって起こす行動が、未来の負債となるのか、それとも資産となるのか。
心しなくてはならないことは、未来に負債となって残る行動は、厳に戒めるべきであるということです。
その一方で、今は資産化していないけれど、将来大きく花開いて資産となる可能性を秘めた行動は、リスクを恐れず積極的に行わねばなりません。
人間一個の盛衰も事業と同じで、新しく前向きな「設備投資」をしなければ、今はそこそこ良くても必ずその順調さはしなびてきます。
未来のリターンは、資産化する積極的な行動以外に期待することは出来ません。
単なる願いは、白日夢と同じです。
夢に、期日とか予算とかの数字を加えた時に、白日夢が目標に変わります。
目標を実現するためには、具体的な計画と、その局面局面で「発明」を心掛けなくてはなりません。
発明とは、どういう言い方をしたら相手が分かってくれるのかとか、どういうタイミングだったらスムーズに事が運ぶのかといったことを、自分で考えて自分でやることを意味します。
ひと手間かけた隠し味のような労力が、最後の最後に物を言うことを覚えておきましょう。
具体的な計画と発明。
しかし、これだけでは目標達成に向かって実施した行動が、資産化されることはありません。
もう一つ重要な要素が必要なのです。
それは決断です。
それでは、未来に資産化する行動を生み出す決断とは、一体何を指すのでしょうか。
それは、「差し出すものを明確にする!」という吹っ切れた態度です。
人は、差し出すものを明快にした時、真に戦う体勢を整えることが出来るからです。
座して敗れるのではなく、打って出ましょう。
時として人生は、「しない後悔よりした後悔」のなかに深みが増していくからです。