自信はどんな変装よりも、あなたを変えます。
ほとんどの人は、やってもいないのに自信がない、などと言います。
やらないで自信を付けた人は、残念ながら歴史上一人も存在しません。
自信は、目標達成に向けて必要なことは何でもするという決意と、何事にも屈することのない熱意によって形創られていきます。
ここでひとつ、理解しておかなければならないことがあります。
それは、自信というものは、実はあなたが気にしている障害が築き上げてくれるということです。
どんな種類の仕事であれ、障害は間違いなく訪れます。
そしてそれはどういう訳か、必ず目標設定後のかなり早い時期に訪れるか、真っ先に出くわすことが多いのです。
その原因をはっきりと説明することはできませんが、人間の内部にある不思議なメカニズムは、どうやら困難な問題を最初に持って来て、あなたの覚悟を試すという傾向があるようなのです。
この「お試し」の時、逃げるか進むかの二者択一のなかで自信の種が蒔かれ、その種があなたに目標達成の近道を指し示してくれるのです。
要するに、必要だと思っていたのにやらなくてもよいことがいくつか現れてくるのです。
必要なことは何でもするという決意と、何事にも屈しない熱意が、目標達成に加速度をつけ、予想していた困難をほとんど無くしてくれるという現象が起こるのです。
その現象を呼ぶ本質のエネルギーこそが、事に対峙して揺るがない自信なのです。
自信は決意と熱意と、そしてリスクに自ら飛び込んでいく勇気のなかで形創られていきます。
障害が目の前に現れたなら、「来たか!」と腹を据えて、不敵な笑みを口許に浮かべて立ち向かっていきましょう。
お試しの時こそが、栄光の時なのです。