屋久島のたんかんを毎年送ってくれていた大好きな人がいました。
今年はたんかんの便りがありません。
きっと天高い場所からたんかんを送ってくれていた事でしょう。
亡くなった人を思い出す時は空を見上げて下さいネ。
あのお空の中にあなたの心の中で住んでいる人が　ホラ　おられますよ。

＜世見＞ 2013/3/23

「井上さ～ん」とお呼び掛けをすると今、どのくらいの方が「は～い」と答えてくれるのでしょうネ。
今日は井上さんにまつわるお話しをお伝えします。
上野国館林藩主の秋元但馬守の江戸浜町の屋敷で井上正鐵と云う人が生まれたそうです。
彼の父親は勘定役の安藤真鐵。彼は次男の為に養子に出され井上を名乗る事になるのです。
養子先でもかなりヤンチャだったらしく、すぐに養家を追い出されてしまったとか。
数えで18才の時、彼は夢を見たのです。
諸国行脚の旅をする我が身の姿に夢の中で見とれていたようなのですが、私が不思議な世界の方から見せて頂いた正鐵の顔はイケメンには映らなかった。
この夢を彼はどの様に受け止めたのか分からないが、現実に旅に出ています。
彼は母の死を機に江戸に帰り易者を開業します。彼は器用な人間だったらしく指圧を習うと、感通術を編み出したのです。
この感通術は人相・手相・卜筮・指圧・漢方を取り入れた運命を改善する術としての医術であった。彼の人生は人との出逢いが重要ポイントで、彼が感通術を編み出すのには充分な人達と出来上がるまで出逢えています。だが、感通術が大繁盛しても彼の諸国行脚は終わらなかった。
井上正鐵なる自分には妻以外に女性がいたようで、煙草の裏葉とか云う旅日記には書き残したとか。
今日お伝えしたい事は彼が編み出した感通術です。
病気を治す方法は吐いて体内の物を出すか、下すか、汗で出すか、薬で体を調和するか、手術しかないと思っていたのですが、人相・手相・卜筮・指圧は私の心にグーと来ました。