2013年03月21日(木) 18:49
松山市の男性職員が、拾った他人の財布から現金を抜き取ったなどとして、窃盗の疑いで、警察に摘発されていたことがわかり、松山市は21日付けで、この職員を停職6ヵ月の懲戒処分としました。停職処分となったのは、松山市高齢福祉課に勤務する46歳の男性副主幹です。松山市によりますと、この男性職員は、2007年7月ごろ、市内のパチンコ店の床に落ちていた他人の財布を拾い、中にあった現金およそ9万円を抜き取ったなどとして窃盗の疑いで、松山東警察署に摘発され松山地検に書類送検されました。その後、事件は、不起訴処分となりましたが、この男性職員は、事件を、上司に報告しておらず、去年10月、市長あてに匿名での情報提供があり、事実が発覚したということです。市の調べに対して、この男性職員は、現金を抜き取ったことを認めたうえで、「当時、家庭の問題で悩みがあり、正しい判断ができなかった。反省している」と話しています。このため、松山市は、この職員を、21日づけで停職6ヵ月の懲戒処分としました。なお職員の不祥事を受け野志克仁松山市長は、「市民の信頼を損なったことは誠に申し訳ない。改めて全職員に指導を徹底し、信頼回復に努めたい」などとコメントしています。
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