大阪市立桜宮(さくらのみや)高校(同市都島区)のバスケットボール部主将の男子生徒(当時17)=2年=が昨年12月下旬に自殺した問題で、大阪府警は22日、同部顧問だった元教諭の小村基(はじめ)容疑者(47)=懲戒免職=を傷害と暴行容疑で書類送検し、発表した。
府警は、指導の一環として執拗(しつよう)に暴力をふるっていたと判断し、検察に起訴を求める「厳重処分」の意見をつけた。小村元顧問は容疑を認めているという。父親が1月23日、暴行容疑で告訴していた。
捜査1課によると、送検容疑は昨年12月22日、桜宮高校体育館であった練習試合中、生徒の顔を平手で十数発たたき、唇の内出血など2〜3週間のけがを負わせた疑い。生徒は治療を受けないまま翌日に自殺したが、専門医に遺体の写真を鑑定してもらうなどし、けがを確認したという。
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朝日新聞社会部