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震災がれき処理 ようやく半分終わる3月23日 4時13分
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東日本大震災で岩手、宮城、福島の3つの県で大量に発生したがれきのうち、処理が済んだ量が50%を超えたことが環境省のまとめで分かり、震災発生から2年で、がれきの処理はようやく半分まで終わりました。
大震災で岩手、宮城、福島の沿岸部で発生した、津波の堆積物を除いたがれきの推計量は、岩手で366万トン、宮城で1103万トン、福島で161万トンの合わせて1630万トンに上っていて、環境省は来年3月末までにすべての処理を終えたいとしています。
このうち処理が済んだのは、先月末時点で3県合わせて836万トン、率にして51%で、震災発生から2年で、がれきの処理はようやく半分まで終わりました。
処理が済んだ量を県別に見てみますと、宮城が56%と最も進んでいて、次いで岩手が44%、福島が35%にとどまっていました。
このうち、宮城と岩手については、不燃性のがれきなどの処理が十分に進んでいないということですが、環境省は津波堆積物も含めて計画どおり処理は終わる見通しだとしています。
一方、福島については、沿岸部を中心に放射線の影響で作業が進まず、一時的にがれきを保管する仮置き場の設置もほとんど進んでいないため、計画どおりすべての処理を終えるのは難しい見込みだということです。
がれきの処理は復興を進めるうえで大きな課題となっていて、環境省は地元自治体と協力して処理をさらに加速させたいとしています。
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