ハッキング不正プログラム 韓国「中国経由は誤り」
【ソウル聯合ニュース】韓国の主要放送局と金融機関のコンピューターサーバーが一斉にダウンした事件について、原因となった不正プログラムは韓国内で生成され広がっていたことが22日、分かった。韓国政府などの合同対応チームは当初、ハッキング被害を引き起こした不正プログラムは中国内のIPアドレスを経由していたと発表していた。
合同対応チームによると、被害を受けた農協系金融機関のパソコンを分析する過程で中国内のIPアドレスでないことが分かった。同金融機関は内部用に別途のIPアドレスを持っていたが、これが中国内のアドレスと偶然に一致していたため国際承認を受けた中国のIPアドレスと誤解したという。
合同対応チームの関係者は「ハッキングは同一主体からの攻撃であることは間違いないが、具体的な攻撃者は明らかになっていない」と話した。
韓国では20日午後2時ごろ、KBS、MBC、YTNの放送局3社と新韓銀行、農協系金融機関など計6社でパソコンやイントラネットが一斉にダウンした。
関連記事
- 韓国ハッキング被害 不正プログラムの侵入経路調査03-22 16:09
- 北朝鮮サイバー攻撃 高度技術で追跡回避03-21 21:17
- 北朝鮮ハッキングの可能性など綿密に分析中=青瓦台03-21 18:41
- 中国 韓国ハッキングとの関連否定03-21 17:12
- 韓国放送局・銀行へのハッキング トロイの木馬利用か03-21 16:18
- 韓国のハッキング被害 北朝鮮仕業の可能性高く03-21 10:59
- 不正プログラム 中国から韓国に流入=北朝鮮の仕業か03-21 10:31