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証拠品横領で警部補を書類送検
警視庁荏原警察署の警部補が、窃盗事件の証拠品として、被害者から預かった50万円を着服したとして、業務上横領の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、品川区の荏原警察署で退職後に再任用された61歳の警部補です。
警視庁によりますと、警部補は去年8月、品川区の住宅で起きた窃盗事件の証拠品として、被害者の女性から預かった50万円を着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
このうちの4万円でシャツや靴などを購入し、残りは自宅に持ち帰ったということです。
警部補は長年、刑事を務め、再任用されたあとも荏原警察署で窃盗事件の捜査を担当していました。警視庁は、この警部補を停職6か月の懲戒処分とし、警部補は22日付けで辞職しました。
警視庁は「警察官としてあるまじき行為で、今後、人事管理を徹底し再発防止に努める」としています。
03月22日 19時26分