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渡良瀬遊水地 ヨシ焼きが3年ぶりに3月17日 13時40分
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栃木や群馬など4つの県にまたがる渡良瀬遊水地で、原発事故のあと中止されていたヨシ焼きが17日、3年ぶりに行われました。
ヨシ焼きは害虫を駆除するとともに新芽が出るのを促すため、毎年この時期に行われてきましたが、原発事故のあと放射性物質を含んだ灰が飛散することへの懸念から2年間見送られました。
地元の自治体などはこの春のヨシ焼きについて、専門家の調査などから「安全性に問題はない」として再開することを決め、17日午前8時半、地元の農家の人たちなどおよそ900人が出てヨシに火をつけました。
火はヨシが生い茂った原っぱに燃え広がり、黒い煙が立ちこめました。
地元の自治体などは灰の飛散をできるだけ抑えるため、範囲を例年の4割ほどの600ヘクタールにとどめて行うということです。
遊水地を囲む土手には多くの人が集まり、3年ぶりのヨシ焼きの様子をカメラで撮影していました。栃木県壬生町から訪れた70代の男性は、「10年以上にわたってヨシ焼きを撮影してきたので、再開を待ち望んでいました。ことしは例年になくきれいに燃えたので、よい写真が撮れているといいと思います」と話していました。
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