「ほら、これ付けて、 もー立ってるくらい自分で出来るでしょ」
どっ、どうしょう
偶然とはいえこんな事になるなんて
落ち着くのよアスカ
14年前は、幾度なくバカシンジを蹴ったり、殴ったりしたけど
一度もこんな事なかったわ
でも、ダメよ、もう子供じゃないたから、
でも、こんなチャンス、今度いつ来るかわからないわ
そうよ。いままで、何度も夢にまで見たことか
いつも空を見上げて忘れたことなんてないんだから
これぐらい、いいわよね
これは、ちょとしたご褒美よ
今ならシンジは下を向いて絶対に気づかないわ
ここには、ふたりだけ、他には誰もいないし大丈夫
偶然にでも、この指を、シンジの口の中に入れたなんて
滅多にないチャンスなんだから
(パクン)
「ついにシンジと間接キスしちゃた」
しばらく二人っきりなんだから、時間はたっぷりあるわ
次は、直接シンジとキ…
「さ、さっきのパイロットか、綾波タイプの初期ロットね」
相変わらず、存在感薄いわね。いつからいたのよ
折角のシンジと二人っきりになれたはずなのに
邪魔ね。どっかいきなさいよ
まさか見られてたりしたないわよね
大丈夫、えこひきより、なにも考えてなさそうだし
判るわけがないわ
「………間接キスって何」
「うっ」