北朝鮮でハッカーを養成する美林大学(金一〈キム・イル〉政治軍事大学)出身のチャン・セユル北朝鮮人民解放戦線代表は「北朝鮮は韓国国内の戦力と通信網を最大の標的とするサイバー攻撃と電子戦を計画してきた」「(最近の北朝鮮による)サイバーテロは将来の局地戦、全面戦のシグナルと解釈すべきだ」と述べた。
21日にTV朝鮮「チャン・ソンミンの時事タンク」に出演したチャン氏は「北朝鮮は1990年代の初めごろから韓国に対するサイバー戦争を開始した」として上記のように述べた。チャン氏はサイバー戦争、電子戦争の人材を養成する美林大学を卒業し、咸鏡道の第9軍団で技術将校として勤務していたが、2008年に脱北した。
チャン氏によると、美林大学は5年制の大学班と2年制の研究班(修士課程に相当)に分けられており、サイバー戦争や電子戦争の専門人材を年間200人以上輩出している。また研究班は北朝鮮の各大学で最も優秀な卒業生を集め、将校の軍服を着せて教育を行っているという。