北朝鮮による韓国へのサイバー攻撃 5年間で6件

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院の資料によると、韓国の公共機関を狙ったサイバー攻撃は2008年から2012年までに計7万3030件発生した。このうち6件が北朝鮮による攻撃とみられている。

 国会情報委員会で最大野党・民主統合党の幹事を務める鄭清来(チョン・チョンレ)議員が21日、明らかにした。この資料は国家情報院が同委員会の所属議員に提出したものだという。

 国家情報院が北朝鮮による攻撃と判断する「サイバー侵害事故」は、▼2009年、国立環境科学院▼2009年、韓米連合軍司令部▼2011年、大規模なDDoS攻撃(分散型サービス妨害)▼2011年、農協の電算システム▼2012年、中央日報――など。

 鄭議員は聯合ニュースの電話取材に対し、「国家情報院が過去5年間に発生したサイバー攻撃のほとんどを北朝鮮によるものと判断しているという誤った情報が一部で流れていることから、国家情報院と協議した上で明らかにした」と説明した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース