サイバー攻撃 韓国「北朝鮮を疑う」3月22日 4時53分
韓国の主なテレビ局などがサイバー攻撃を受けて社内のコンピューターが一斉に使えなくなった事件で、韓国大統領府の高官は「北朝鮮によるものと強く疑っている」と述べ、北朝鮮の犯行の可能性があるとみて調査を続けていますが、実態の解明には数か月はかかるという見方も出ています。
この事件は、20日午後、韓国のKBSなど3つのテレビ局と金融機関で、パソコンのウイルス対策ソフトなどを管理するサーバーに中国国内のIPアドレスからウイルスが送り込まれ、パソコンやサーバーなど合わせて3万2000台余りが一斉に使えなくなったものです。
韓国ではこれまで北朝鮮によるサイバー攻撃をたびたび受けてきたほか、北朝鮮は先週、サイバー攻撃を受けたと主張し、韓国などに対して報復をすると警告していました。
韓国大統領府の高官は21日、今回のサイバー攻撃について、「北朝鮮によるものと強く疑っている」と述べ、北朝鮮による犯行の可能性があるという見方を示しました。一方、今回の攻撃について、韓国のIT業界や専門家の間では、複数の会社をほぼ同じ時刻に攻撃して一度に3万台余りのパソコンに被害を及ぼしたことなどから、これまで受けたサイバー攻撃よりも高度な技術が使われたという分析が出ており、実態の解明には数か月はかかるという見方も出ています。
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