地方北陸新幹線3ルート案 情報不足で「検討困難」 滋賀2013.3.20 02:19

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北陸新幹線3ルート案 情報不足で「検討困難」 滋賀

2013.3.20 02:19

 ■連絡調整会議で関係市主張

 関西広域連合が建設費などを試算した北陸新幹線の敦賀-大阪を結ぶ3つのルート案をめぐり、県や県内の関係自治体が参加して「北陸新幹線連絡調整会議」が19日県庁で開かれ、意見を交換した。県が米原ルート案を「有利」とする考えを示したのに対し、関係市からは「市町の負担金などが示されておらず検討は困難」との意見があがった。

 会議は今回で3回目。福井県敦賀市以西の延伸ルートが未定となっている北陸新幹線の建設地になる可能性のある長浜、高島、米原、大津の4市の代表者らが出席した。

 県は11日の県議会政策・土木交通常任委員会で、米原ルート案を支持する考えをすでに示しており、今回は関係自治体の代表者に、各ルートの費用対効果などを説明した。

 これに対し、高島市の山本博和・土木交通部長は「県の将来の公共交通基盤の在り方を考えると、全市町の意向を踏まえた対応が必要だ」と主張。長浜市の田中省吾・企画部長は「県は費用負担だけの問題で提案しようとしている。ルートごとの波及効果を比較するなどの議論が必要」と慎重な判断を求めた。

 県は、今月28日に開かれる関西広域連合委員会で、ルート案に関する県の考えを正式に表明したいとしている。

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