中国の太陽光パネル大手サンテック、転換社債がデフォルト
[18日 ロイター] 中国の太陽光パネルメーカー大手、サンテック・パワー・ホールディングス(尚徳太陽能電力)(STP.N: 株価, 企業情報, レポート)は、今月15日に償還日を迎えた転換社債(5億4100万ドル)が債務不履行(デフォルト)に陥ったことを明らかにした。
これに伴い、世銀グループの国際金融公社(IFC)IFK.ULや、国内金融機関から受けた融資にもクロスデフォルトが発生した。
サンテックの社債を保有するトロンヘイム・キャピタル・パートナーズは先週、ロイターに対し、デフォルトが発生した場合は訴訟を起こす意向を示している。
事情に詳しい複数の関係筋が先週ロイターに明らかにしたところによると、サンテックが本拠を置く江蘇省無錫市の政府は同社との交渉に入っており、救済に乗り出す可能性がある。
サンテックは、現時点で債券保有者による訴訟手続きは把握しておらず、金融機関や潜在的な投資家と今後の戦略を協議しているとした。
同社の債務総額は昨年3月時点で22億ドル。中国国家開発銀行CHDB.ULやIFCから借り入れがある。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.