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'13/3/22

コストコ開店でバス運行心配



 米国系の会員制大型スーパー、コストコホールセール広島倉庫店(広島市南区南蟹屋)の23日の開業による周辺の交通渋滞を、バス会社が懸念している。店の前の県道を通るバスは平日約400本。23日は予備のバスや運転手を待機させる。

 「渋滞で運行が遅れれば、迷惑をおかけする」。県道を通る1路線を持つ広島バス(広島市中区)の橋岡久運輸課長は心配する。バスが遅れる事態を想定し、通常より多く交代用の運転手とバスを待機させる。1便が遅れても、折り返し便は別のバスでできるだけ早く出発させて影響を抑える。また、遅れる恐れがあることを知らせるチラシを、主な停留所に貼る。

 県道は広島市から海田、熊野町方面へのバスが通る幹線道だが、片側1車線しかない。駐車場待ちの車が県道に並ぶ事態を、バス会社は心配する。芸陽バス(東広島市)は5路線、広島電鉄(広島市中区)も2路線を持ち、ともに運転手を増やす方針でいる。

 コストコは、食料品や家電製品などを大容量で安く売る。広島倉庫店は23日午前8時に開業予定。駐車場は建物内の約1050台分に加え、臨時の600台分も用意する。

 渋滞対策として、駐車料金を1時間3千円と高くし、短時間の買い物を促す。

【写真説明】コストコ(奥)の開業で渋滞発生が懸念されている県道を走るバス




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