古都の夜に舞台浮かぶ、清水寺　試験ライトアップ

　京都市東山区の清水寺で２１日、春の夜間特別拝観を前にライトアップの試験点灯があり、「清水の舞台」や国宝の本堂が古都の夜空に淡く浮かんだ。

　辺りが夕闇に覆われたころ、大小約５００基の照明が点灯すると、早咲きの桜の白やピンクの花びらが愛らしく輝いた。

　清水寺によると、境内にはソメイヨシノを中心に約千本の桜がある。「最近の気温上昇で開花は例年より早まるだろう。見ごろは３月下旬から４月上旬ではないか」としている。

　夜間特別拝観は２２日から４月７日までの午後６時半〜９時半。拝観料は大人４００円、小中学生２００円。