御堂筋沿道の老朽化したビルの建て替え促進とにぎわいづくりを検討してきた大阪市は19日夜、都市計画審議会の専門部会(部会長・橋爪紳也大阪府立大教授)を開き、最終案をまとめた。ビルの高さを条件付きで緩和することや、専門家らによる第三者委員会を設けて外観デザインを協議するなどの案が示された。
現行の50メートル規制を踏まえつつ、緩和によって立ち並ぶ御堂筋沿いのビルのイメージ(大阪市提供) |
最終案では、御堂筋に面した部分のビルの高さは現行規制の50メートルを維持し、それより高層部については軒先から壁面を後退させ、その後退した幅と道路幅(約50メートル)を合わせた長さの2倍の高さまで認めるとしている。
さらに、外観や意匠など景観面でも地域の意見を踏まえた御堂筋ならではのガイドラインを策定し、新たに設置する第三者委員会が景観を整えていくことなどを盛り込んだ。
同部会は昨年11月、同審議会からの指示を受け、計4回の会合と市民からのパブリックコメントを基に協議を進めてきた。最終案は27日の同審議会に報告される。
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