2013年03月16日

馬込、雪が谷大塚、武蔵小杉、そして小田原

/愛犬の散歩/いずみ家@馬込にてらーめん並/和風らぁめん葉月雪谷店本店@雪が谷大塚にて塩らぁめん/HanaCAFE nappa69/第26回日本酒を楽しむ会/彩酒亭洞@小田原にて洞めん/

 お休みの日は愛犬の散歩から。
 椿と山茶花の違いはよく知らないけど、ひらひらと花びらが散るのが山茶花、首元からぼとっと落ちるのが椿、って教わった気がする。

 ソメイヨシノはもう少しですが、ヒカンザクラは既に満開、色々な種類の桜が順番に咲くのですね。
 この神社の桜はこの界隈では一番早く咲きますが、車が通れないほどの細い道の先に社があるので、あまり有名ではありません。
 まあ、桜にとっては有名が無名かは関係ないだろうな。

 今夜は横浜なのかな今日は久し振りに大田区のお店を回ろうかと、新店と有名店をセレクト。
 大田区とか世田谷区とか乗り慣れない線路が入り組んでいて、どこで乗り換えて行けばいいかは調べれば分かるけど、「この駅とこの駅は近いから歩けるんじゃないか」とか「このルートで5分ほどゆっくり行けば30円安い」などがさっぱり分からない。
 乗り換え慣れたと思っていたらすっかり変わっていた五反田駅で浅草線に乗り換えて馬込、この駅で降りるのは二回目か。

 A2出口をから地上に出て、国道沿いを郵便局を目指して歩いていくと、その郵便局を過ぎてすぐにいずみ家@馬込、「いずみ」の由来を聞きそびれてしまいました。
 ラーメン屋のことはよく知りませんけど、著名な芸能人からの花輪が飾ってある店先から店内に入ると、空きスペースにまだお花が飾ってあります。
 店内は右手奥が厨房、厨房を囲むようなL字カウンターが5席と6席、だけではなく左手奥に4人掛けテーブル。
 店内には二つほど待ち合い席がありましたが、タイミング良くその席に座ることなく奥のカウンター席へ案内されます。

 家系とはラーメンの調理方法ではなくラーメン屋の営業形態だと考えていて、「自分の目が届く」カウンター席のみが必要条件だと考えていましたが、麺茹で場から直近であればテーブル席も有りなのは十分条件だと考えるようになりました。
 券売機を見るとラーメン、麺量の違いで大中小、後はトッピングとライスとビールだけ。
 調味料は豆板醤、おろしニンニク、おろし生姜、ブラックペッパー、酢、ライス用と思われるたくわん、BGMはJ-WAVE。
 店主さんは(開店3日しか経っていないのに)何人かのお客さんの顔を覚え「固め少なめでよろしかったですか」と接客されていました。

 らーめん並650円、淡い赤茶色のスープです。
 先ずはスープをレンゲで飲んでみると、豚骨力8、醤油ダレ力8、チー油7、的な「なんとかお客様に出せます」レベルでは到底無くて。
 まだ調理器具が水に馴染んでないのにも関わらずここまでの味を出しますか。
 後味すっきり感が素晴らしい、開店3日目でこの味とは驚かされます。
 スープは一口目の当たりで判断される人が多いのですが、私はボクシングに詳しくないのでパンチがどうとかフックがどうとか言われてもよく分からない。

 平ザルで湯切りされた酒井製麺の中太麺はぷりっぷりの食感で、今日は新規開店直後と言うこともあって普通でお願いしましたが、次回は是非柔らかめで。
 トッピングは家系三点セットのチャーシュー、海苔3枚、茹でほうれん草。
 ほうれん草は今さっき茹で上げて冷水で締めたかのような食感、そして苦味、次回はほうれん草増しで。
 味玉100円は(サービスではなく)「ご厚意」ということで、ご厚意に応えるべく玉子を割って写真を撮ってみましたが、普段やらないから上手く撮れないじゃないですか。
 ご馳走様でした、大岡山のお店に行くときに食べに来てみるかな。

 次は有名店、一度も降りたことのない雪が谷大塚駅の近くなのですが、その駅の場所も良く分からないので歩いて向かってみることに。
 グーグルマップ様の言いつけ通りにほぼ真西に40分ほど歩くと駅に到着、駅を越えて片側二車線の広い道を南下します。

 和風らぁめん葉月雪谷店本店@雪が谷大塚、都内のラーメン好きならば必食の名店ですが、ずっと未訪のままでした。
 勢い込んで店内に入ろうとしましたが、店先になにやら沢山の貼り紙があり、「店内が狭いので外で待って下さい」と書かれているのを見つけ、ガラス戸越しに店内を覗くと満席、1人出てくるまで5分ほど待ちました。
 10周年を迎えるそうで、来週には限定メニューとプレミアムプレゼントがあるそうです。

 店先にメニューも貼り出されているので待っている間に十分に検討し、店内に入って空いている席に座ってお冷やを飲みながらオーダー。
 スタンダードの麺量が300gと他店の大盛り以上あるので、女性のお客さんには「麺量が多いですけど」と断りを入れていました。
 ちなみに小盛り(麺150g)は50円引きになります、大盛りは150円増しです。
 ほっと一息を付きながら店内を見回していると限定メニューに目が止まり。
 快く引き受けて下さった店員さん、ありがとうございました。

 6分ほどして塩らぁめん850円、ポップには「フランス産自然海塩100%使用」とあります。
 数多くのラーメンブログで何百回と見た麺相、そっと田舎柄杓をスープに差しいれて味わってみると、鶏ガラ、じゃなく丸鶏ダシのスープはやんわりと優しく甘ささえ感じる味わい。
 美味しいですねぇ、思わず丼を持ち上げて直接飲んでしまいました。
 細い自家製麺は真ん丸で、見た目以上にスープによく絡み、するすると食べられます。

 麺量は230gと他のメニューより少なめですが、この量で十分です。
 トッピングは柵状のメンマ、低温調理された大きめのチャーシュー、板海苔に白ねぎ、一掴みの水菜はスープによく合っていました。
 スープまで飲み干してしまってご馳走様でした。

 これから小田原に行くのですが、定期券のある小田急線に接続する必要があり、多摩川から東急東横線に乗って、と考えていたけど、天気が良いので武蔵小杉まで歩いて見ました。
 グーグルマップ様で調べると30分、途中、満開の木蓮を眺めたり、多摩川を渡ったりして。

 武蔵小杉駅近くになったので、電源検索で調べてHana CAFE nappa69、一般的には「分かりにくい場所」と表現されるだろうけど、それは香りに鈍感だからだ。
 風下からお店に近づけばコーヒーの香りで場所が分かるでしょ。
 この日は夜に貸し切りの予約が入っていたので早く閉めるとのことでしたが、全く問題ないです。

 席に着いてメニューを見るまでは美味しいコーヒーを頂く気100%でしたが、メニューにビールがあったので、ついうっかり。
 すぐ近くの店員さんがいるのに、ちりんちりんと呼び鈴で合図したりして、ハートランド。
 ビールはどんなグラスで飲むかで味が変わるけど、紙のように薄いビールグラス、これはウマイですなぁ。
 ちびちび飲むのは性に合わないので一気に飲み干してしまって、から、あれこれ充電して、と。

 武蔵小杉から登戸で乗り換えた辺りで眠気絶頂、小田原までぐっすり寝て。
 小田原駅の西口は滅多の来たことがないので、こんな場所にステーキハウスがあるなんて全く知りませんでした。

 ステーキハウス源(みなもと)第26回日本酒を楽しむ会の会場になります。
 日本酒はどんな料理にも合うとのことで、前回は和菓子に合わせた会でしたが、今回はステーキ(肉料理)に合わせた会。
 ステーキ屋ではもっぱら赤ワインだから日本酒なんて飲んだことありませんでした。

 奥の宴会場を貸し切っての会ですので、ステーキを目の前で焼いて調理するところは見られません。
 今回も20人を越える人が集まり、先ずは恒例の仕込み水から。
 1本目は亀泉の仕込み水ですがもう1本は千代むすび、仕込み水の味比べができる飲み会はそう無いでしょう。

 食前酒として田酒 純米大吟醸生かすみ酒「古城乃錦」、1本目からスンゴイのを持ってきました。
 一升瓶で6000円前後と高級ではないけど販売数が少ないので、一生の内で飲めるかどうかというお酒。
 日本酒度や酸度は非公開ながら、ここまでしっかりした味わいの日本酒は久し振り、美味しいですねぇ。

 料理は前菜として生ハムと鮭、合わせるお酒は亀泉CEL-24純米吟醸生原酒。
 1杯目が凄すぎてややかすみがちになりかけるところを、そこは亀泉、良い感じですね。

 生野菜はシンプルだけどこれがなければコースにならないほど大切な料理。
 ここでは「すぐに飲まないで熟成させたひやおろしも中々いけますよ」と丹沢山 ひやおろし純米吟醸生詰酒、我が神奈川を代表する日本酒です。
 近くにいた友達が「日本酒ってのは一生で40回しか作れないんだよ」と話しをされ、なるほど、一年に一回だけだからそうなるのか。

 続けて香の物、しばらくして焼き野菜、と海の幸が運ばれてきて。
 中継ぎ的に出羽桜 純米吟醸酒「雄町」、先発できるのに中継ぎなんて失礼ですね。
 いよいよメインディッシュのステーキの段になって、1人1人焼き加減を確認されます。
 レア、ミディアムレア、ミディアム、ミディアムウェルダン、ウェルダンと全員のを確認されるは当たり前だけど嬉しいですね。

 ヒレ100g、ステーキの味が分からない私は素人丸出しでレアでお願いしました。
 甘ささえ感じる極上の肉質はとても柔らかいけどしっかりと噛み応え、美味しいなぁ、とっても美味しいなぁ。
 じゃがいも、タマネギ、もやしの炒めも添えられていて、これぞステーキ、なのでしょう。
 このステーキに合わせた日本酒は賀儀屋 KAGIYA SEVEN
純米生詰原酒、と、千代むすび 「強力」純米吟醸袋取りしずく生酒。
 ここまでの酔いが吹っ飛ぶほどの(吹っ飛びませんけど)高相性。

 コース料理と言うことで味噌汁、ガーリックライス、シャーベットと運ばれてきますが、このデザートに天明「中取り参号」純米吟醸おりがらみ生酒を合わせてきました。
 シャーベットに合う日本酒があるなんて思いも付きませんでしたが、これが両方とも美味しかった、驚きました。
 ラストはコーヒー、アイスコーヒーや紅茶も選べたけどコーヒー、にて、ご馳走様でした。

 お店を出たらタクシーを飛ばして彩酒亭洞@小田原、終電を気にしながら飲むか、時計を外して飲むか、そんなことを言うなんて、オレも歳を取ったな。
 軽く梅酒でお茶を濁すかとカウンターに近寄って見ると、「ふらわさん、限定あるよ」と言われて一升瓶に頭をぶつけるほどの勢いで発注。
 鹿児島の佐多宗二商店の芋焼酎 不二才・醅(ぶにせ・はい)、『醅とは、濾していない酒のことで、不二才・醅は、従来の不二才を濾過せず製品化することにより、より素朴で骨太な味わいを追求して造られた無濾過本格焼酎です。』

 って、なんで小田原の居酒屋においてあんの?
 日本酒を一升近く飲んできたというのにさらに焼酎を生で飲んで、かぁー、旨いと、ドンだけ飲むんだよオレ。
 マヨネーズ和え(自信なし)の菜の花が焼酎の味をさらに加速するじゃないですか、時計の針が霞んでいく。
 なんだかんだ言いながら日本酒の会は日本酒と料理を楽しむ会なので、お喋りはここからが本番、全員が喋るから誰も聞いていないし。

 で、全く気が付かなかったけど教えてもらった洞めん700円、「普通のラーメンですからお手柔らかに」とありがたいお言葉を頂戴して。
 居酒屋だからダシをとるアラやガラには困らないわけで、どちらかというと麺とトッピングが見せ所です。
 スープはそのままお吸い物として出せるほど美味しい、中細麺は少し柔らかめに仕上げてあるけど、これが飲んだ後にはピッタリ(まだ飲んでるけど)。

 鶏肉チャーシュー、ワカメ、ほうれん草、白髪ネギとトッピングはシンプル、これは美味しいけどこのラーメンだけ食べに来るわけにはいかないだろうし。
 ご馳走様でした、長かった1日も終了なのか。


posted by ふらわ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ラーメン関係でたどり着きました。
ラーメンもさることながら、写真が上手ですね。
日本酒を楽しむ会ということで、お酒も強いのかと思います。
私はかなり弱いので、お酒に強い人がうらやましいです。
Posted by つむぎ at 2013年03月22日 00:26
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/63944319
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック