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高濃度レアアース海底3m下に存在
3月21日 18時41分

高濃度レアアース海底3m下に存在
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南鳥島近くの日本の排他的経済水域にある海底の泥には、ハイテク産業に欠かせないレアアースが高い濃度で含まれることが明らかになっていますが、こうした泥は、海底から3メートルほど下の比較的海底に近い場所に存在していることが新たに分かりました。
経済産業省などは、こうした情報を基に資源化できるか検討を進めることにしています。

日本の排他的経済水域である南鳥島沖の海底の泥には、レアアースが6000PPMという高い濃度で含まれることが、ことし1月に行われた現地調査の結果、分かっています。
この泥について、海洋研究開発機構などの研究グループが分析を進めた結果、濃度が6600PPMと最も高かった泥は海底から3メートルほど下の比較的海底に近い場所に存在していることが新たに分かりました。
これについて、海洋研究開発機構の鈴木勝彦主任研究員は「今回の結果が今後の資源開発に生かされ、社会のために役立てばうれしい」と話しています。
一方、今回、レアアースが見つかった5000メートルを超える深海では、世界的にもこれまでに資源開発が行われた実績はなく、経済産業省などは、得られた情報などを基に引き上げ技術の開発や採算が取れるかといった課題について検討を進めることにしています。

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