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停電だけじゃない!福島原発2年たって「仮設設備」寿命…汚染水タンク劣化

2013/3/21 12:41

   東京電力福島第1原発の停電できのう20日(2013年3月)、仮設の配電盤に焼けこげた跡とネズミと見られる小動物の死骸がみつかった。配電盤の端子に触れてショートを起こした可能性が浮上した。このネズミ停電は復旧現場の危うい実態もあぶりだした。

発生から2日間誰も配電盤チェックしなかった東電の呑気

   18日に1、3、4号機の使用済み燃料と共用プールの冷却システムなど9か所の電源が落ち、復旧に29時間かかった。この間、プールの水温は管理目標の温度内に収まっていたため異常事態にはならなかった。原因はお粗末な話だった。配電盤の端子が焦げたような跡があり、カベにすすがついていたほか、体調約15センチ、尻尾まで入れると20~25センチの小動物の死骸がみつかった。この小動物によってショートを起こし、それが焼けこげとつながったのかどうか、東電はこれから解明するという。

2年たっても仮設

   配電盤はトラックの荷台にセットされ、事故直後から仮設として屋外に置かれたまま2年が経っていた。今月中に屋内施設と交換する予定だったという。仮設の設備・施設はビニールの配管や汚染水を貯蔵するタンクにもあり、900個以上のタンクのうち280個が組み立て式で、「パッキンの寿命は5年。タンクも劣化する」(東電スポークスマン)という。

   司会のみのもんた「大山鳴動してネズミが1匹出た。2年も経って仮設だったとは、どういうことですかね」という。

   東大大学院の諸葛宗男・特任教授は「切り替え中だったといいますが、その計画の(遅さ)をみても、原子炉とか本丸に重点が置かれていて、こういう周辺の信頼性向上にはほとんどふれていなかったということです。トラブルは周辺で起ることが多い」

   きのう20日に焦げ跡とネズミを発見したというが、18日の停電からそれまで誰ものぞいて見なかったのか。

文  ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト

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