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29時間ぶり全面復旧 福島原発停電、ネズミが原因か

 東京電力福島第1原発の停電をきっかけに使用済み燃料プールの冷却システムなどが停止した問題で20日未明、停電の影響を受けたすべての設備が約29時間ぶりに全面復旧した。東電は、4号機プールなどにつながる仮設配電盤内部で焦げ跡を発見。焦げ跡付近にネズミとみられる小動物の死骸があり、接触して配電盤がショートし、停電の原因になった可能性があるとみている。

 停電で影響を受けた9設備のうち、最後まで止まっていた共用プールは午前0時すぎに復旧、保管されている燃料6377体の冷却を再開した。

 東電によると、午後0時半ごろ、仮設配電盤内部にある端子付近が焦げ、配電盤下部に小動物の死骸があるのを、調査中の作業員が見つけた。配電盤に小動物が入り込めないようにする対策は講じていなかった。小動物以外の原因についても調べている。

 仮設配電盤は3、4号機と共用プール冷却システムにつながっていた。11年5月からトラックの荷台に積まれた状態で屋外使用されており、今月中にも本格的な設備に切り替える予定だった。

[ 2013年3月21日 06:00 ]

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