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【社会】

東電、停電原因を本格調査 福島第1原発

2013年3月20日 12時47分

 東京電力福島第1原発の停電をきっかけに使用済み燃料プール代替冷却システムなど9設備が停止した問題で、東電は20日、本格的な原因調査を始めた。約25人で、停電原因とみている仮設の配電盤や関連する電線などを詳しく調べる。調査終了のめどは立っていない。

 東電によると、各冷却システムが復旧した際のプール水温は、最も復旧に時間がかかった共用プールで31・8度、4号機が31度、1、3号機はともに17度だった。停電前に比べ1〜6・6度上昇した。

 尾野昌之原子力・立地本部長代理は20日、「安定的に冷却できる状態になったが、元の水温に戻るには数日かかるだろう」と述べた。

(共同)
 

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