■志位和夫・共産党委員長
TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉のあり方をみれば、新規に参入した国は対等な交渉権をもたない。先行する9カ国の決めたことを丸のみさせられることになる。首相は「守るべきものを守る」と言うが、「守るべきものが守れない」のが、この仕組みだ。政府は、関税撤廃したら3兆円規模で農業の打撃が起きると試算した。しかし、これは農業だけを見た数字であって、食品加工業など関連産業への数字を出していない。地域経済の全体を見た場合、損害は3兆円なんてものではない。TPPへの暴走はストップさせないといけない。(国会での定例会見で)
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朝日新聞官邸クラブ