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元見屋酒店の蔵はこんなところです。

蔵の歴史
元見屋酒店 
2005年くらいに撮影(白壁が崩れ落ちる前)


2009年修理後 撮影


当社の仕込蔵は安政年間、前蔵は寛政年間に建てられ、200年を経た今も、当時の面影を残す中で永々と酒が造り続けられています。九寸柱(27cm角柱)が蔵を支え、土壁の隅々には安政の昔からの芳ばしい酒の香りがただよい、生き続ける蔵つき酵母の静かな鼓動が聞こえてくるようで、神秘的でさえあります。
江戸末期の面影を残す古い町並の仲之町の通りに位置する当蔵。洋風文化のさきがけとして、明治15年に建築された開明学校も現存し、文明開化の息吹と活気が今も伝わってくるようです。

老朽化により、雨漏りがひどくなり、地震で瓦がすべて落ちる危険性もあったため、2009年夏、屋根と台風で崩れ落ちた白壁を応急修理しました。きちんとした瓦にするには、予算的に厳しく、スレートにしました。

杜氏のプロフィール 杜氏 高橋哲夫
伊方杜氏である、当社の杜氏高橋哲夫が、当蔵の酒づくりの味を守り、そして向上させんものと、日々厳しい目で酒の出来る過程を見守っています。
親子二代にわたって、当社の杜氏であり、一徹な仕事ぶりと、普段の気さくさで蔵の中をまとめ、又商品を通してお客様からの信頼を獲得しています。


仕込み水恵まれた環境
肥沃な土地は、昔から南予地方の米処として名高く、当蔵裏の雨山から今も脈々と水が湧き出ています。酒造りには、水が重要。 名水百選の観音水があるように、宇和町は、水のきれいなところです。
このように、この米と水をふんだんに使えるぜいたくに、当蔵は今も恵まれているのです。また、自社で栽培した「山田錦」を大吟醸、吟醸酒などの原料米として使っております。
ちなみに、当蔵が位置する仲之町には、江戸時代には、造り酒屋が5件も、軒をつらねておりました。


             

                    



〜帳場、天窓、箱階段など見学できます〜


箱階段




レジ
箱階段。収納スペースもかねた階段です。
戦前より、使われていたレジ。ただいま、使用中。
     

    
帳場






大福帳
大福帳
左上の写真は、番頭さんが座っていた帳場です。上方にあるのが、天窓です。昔はこのように、太陽の光を天窓から取り入れ、照明としていました。江戸時代の慶応年間の大福帳も展示してあります。
「開明」 のはっぴを着て、帳場に座っての記念撮影もできます。
試飲コーナー
試飲コーナー
試飲コーナー

試飲コーナーでは、いろいろ試飲できます。
南海放送「もぎたてテレビ」で放映された人気の熟成酒(古酒)もあります。

試飲コーナーの机は、酒樽のふたです。
酒造りの仕込み水に使っている山の湧き水も、飲めます。



〜ここからは、ふだんは、非公開です。酒蔵見学会の時のみ公開となります〜

酒蔵見学会については、こちらをご覧ください



右写真は、今では、めずらしくなった、槽しぼりの機械です。当蔵は、今でも、この機械を使って、槽しぼりを行っています。今は、機械で圧力をかけていますが、昔は、左写真のものを使って、石で重りをしていました。今でも、当時の位置にそのまま置いてあります。


蔵の2階の写真です。この木組みには、くぎは、1本も使われていません。
右写真の床板をよく見ると、長方形ではなく、台形をしています。 樹木は、上に向かって、細くなっています。 昔は、それを無駄なく使い、一枚、一枚、てのこで、時間をかけて切っているのです。

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