伊藤博敏「ニュースの深層」
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比カジノ事業の疑惑が日本に飛び火!? 石原宏高代議士のファミリー企業に月100万円のコンサル料を支払ったUE社の思惑とは

2013年03月21日(木) 伊藤 博敏
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平成23年6月1日の契約書
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 なんとも不思議な「コンサルティング契約書」である。

 平成23年6月1日に結ばれ、甲は石原宏高代議士の夫人が代表の有限会社IMS。乙は遊技機メーカー・ユニバーサルエンターテインメント(UE)の香港法人で、岡田和生UE社会長がサインをしている。

 コンサル契約なので、第1条は「委託業務」なのだが、委託内容が一切、書かれていない。乙の事業に必要な、「財務や経営に関する助言及び支援活動を行い、人脈を紹介すること」とあるのだが、乙の事業が何であるかがわからない。

乙が変更された平成24年6月1日の契約書
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 謎を解くカギは、24年6月1日、乙がUE香港法人からUE本社へと変わっていること。UE社の関係者が明かす。

 「コンサルは、フィリピンにおけるカジノ事業に関するものです。平成23年まではUE香港が担当でしたが、翌年から本社直轄の事業となった。そこで契約を切り替えた」

 UE社がフィリピンで展開しているカジノ事業の疑惑が、日本に飛び火した。

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