【西村隆次】東京電力福島第一原発事故による警戒区域などの再編で、福島県葛尾(かつらお)村が22日午前0時、放射線量に応じて三つの区域に見直された。事故で警戒区域と計画的避難区域になった村は約1500人の住民の全員が避難。新たな区域によって帰還時期に差が出るため、住民はさらに分断されることになる。
警戒区域などの避難指示区域が指定された福島県の11市町村のうち、区域再編の実施は7市町村目。富岡町は25日、浪江町は4月1日に再編され、残る双葉町と川俣町も今春の見直しを目指している。
葛尾村の区域再編は行政区単位が基本となった。11行政区のうち、原発から20キロ圏内を含む野行(のゆき)地区は今後4年以上帰れない帰還困難区域に指定。広谷地(ひろやち)地区と岩角(いわかど)地区は、3年後の帰還を見込む居住制限区域と1年後の帰還を目指す避難指示解除準備区域に分かれた。ほかの8地区は避難指示解除準備区域になった。
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朝日新聞社会部