建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2011年5月号〉

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2011年 自治体企画

行政とまちづくり


◆ 北海道岩見沢市
◆ 北海道北見市
◆ 北海道紋別市
◆ 北海道小清水町
◆ 北海道網走市






北海道岩見沢市

岩見沢小校舎等改築と東小屋体改築に着工

岩見沢市長 渡辺 孝一


 岩見沢市の平成23年度予算は、総額で前年度当初比3.2%増額の853億9300万円。一般会計は同比4.3%増の459億円となった。
 今年度は、教育部予算として、岩見沢小校舎等改築2ヶ年事業の1年目として7億2168万円の予算を計上したほか、東小屋内体育館改築、生涯学習センター整備などの事業を進める。
 建設部予算として市営住宅建設関連に6億3714万円余を計上し、仮称・北1条団地1棟5階、50戸建設継続のほか美鳩団地耐震改修などを進める。
 道路新設改良事業として、21億7300万円を計上し、北2線ほか13主要路線、そのほか50路線、側溝整備、防じん処理を進める。また、除排雪事業費に8億0983万円余を計上した。
 水道事業では、送水管整備350―400o×665m、配水管整備50―600o×10,495m、事業統合関連整備100o×40mや朝日地区、美流渡地区減圧弁設置などで8億5428万円を計上した。
 下水道事業では、汚水管渠整備として汚水桝整備50カ所、雨水管渠整備などに11億4800万円の予算措置を行っている。
 一方、商工金融円滑化、中心市街地活性化対策、新産業創出促進等の経済活性対策等を積極的に推進し、経済活性化を図る。

▲日の出台団地
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北海道北見市

市民会館耐震・改修と高栄団地建て替え継続

北見市長 小谷 毎彦


 北見市の平成23年度予算は、総額は1,037億9,325万8,000円で前年当初比4.2%増。一般会計は638億6,500万円で4.9%の増額となった。
 一般会計のうち、普通建設事業費は市庁舎移転に伴う仮庁舎改修、整備に3億7,965万円、北見市民会館耐震・大規模改修に16億円、市民温水プール建設3億1,234万6,000円、山の水族館移転改築3億4,230万円などの大型予算を組んでいる。
 土木費は48億2,443万6,000円で、道路整備重点地区予算として、北見自治区=夕陽ヶ丘通道路、東7号道路、石北大通道路、西1丁目道路、高栄通道路、東陵町25線道路。端野自治区=端野町7号線、端野町1号線、留辺蘂自治区=左岸道路、1条橋架け替え、2条橋護岸、おんねゆ温泉つつじ公園進入路等の整備事業で総額8億3,730万円を配分した。また、建設事業として、高栄団地建て替え事業関連で6億9,023万円を計上した。
 農林水産事業では、エゾシカ農業被害防止対策、旧北見競馬場施設景観整備や森林整備推進対策で、下刈り、除間伐等の支援事業を推進する。オホーツク木育拠点づくり事業として、木育ブランド形成や木質ペレット試験製造、木質バイオマスエネルギー利活用の調査など引き続き行う。
 水道事業会計では、原水・浄水施設整備では広郷浄水場耐震補強、金華浄水場改築実施設計などで1億9,020万円計上。さらに、送配水施設整備事業に12億9,900万円計上、配水管布設、送配水管布設替え、送水管複数化事業を進める。

▲高栄団地
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北海道紋別市

持続可能な力強い産業を育てる施策の推進

紋別市長 宮川 良一


 紋別市の平成23年度予算では一般会計が151億2,283万1千円と前年度当初比0.6%減となり、特別会計と合わせた総額は、207億8,371万9千円で前年対比0.7%増となった。
 主な事業として、農業では、引き続き道営草地整備改良事業を実施し、JAオホーツクはまなす「ほ育・育成預託牧場建設事業」に補助するほか、新たに設立された大規模農業生産法人の施設整備などに支持する。
 林業では、森林管理道弥生第2線の整備を進めるほか、認証材を活用する一般住宅建設に引き続き助成するなど、森林認証による地域おこしの取り組みを推進する。
 港湾整備事業では、本港地区の北波除堤および北防波堤、港町地区第2船溜西岸壁の改良工事を進める。
 道路事業では、市道潮見第8号線および花園6号線完了のほか、市道落石47号線改良舗装、大山公営住宅関連市道整備を実施する。
 上下水道事業では、引き続き、上水道老朽管の布設替えなど計画的な整備を進めるほか、緊急時の水源確保と、安全な水の安定供給を行うため、上渚滑緊急連絡管布設事業を実施する。また、下水道処理施設であるアクアセンターの汚泥脱臭設備改築のほか、老朽管渠の改築工事を行い、効率的かつ計画的な施設更新を進める。
 その他では、南丘小学校および紋別小学校の屋内体育館の耐震改修を実施するほか、新たに中心市街地環境対策として老朽空き店舗などの除却を行う。
 また、医療、ゴミ処理など広域的な取り組みを積極的に行うとともに、紋別市が有している様々な資源や空港・港湾などの交通基盤を最大限に活用して、人・モノ・情報が活発に行き交い、さらにノウハウや知恵の交流が進むまちづくりを展開する。

▲ガリンコ号とオホーツクタワー
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北海道小清水町

統合小校舎の新築、愛ホール整備事業を推進

小清水町長 林 直樹


 小清水町の平成23年度予算は、総額71億9,981万9,000円で前年度対比6.6%増額となった。一般会計は前年度当初比9.9%増の52億8,100万円に、統合小校舎建設の予算措置をしたことから普通建設事業は55.7%増の17億8,453万2,000円の計上となった。
 今年度は、主要事業として統合小学校新築(校舎・屋体・給食センターの一体化)に約7億円を組んでいるほかに、愛ホール施設整備増改築事業が中心となる。
 一方、土木費予算での道路整備舗装事業は、小清水市街東第7線裏通82m、小清水市街東第5線裏通174m、共和第2地区整備500mなどで舗装改良事業のほかに既設町道補修も進める。
 その他、農林水産整備事業や消防・防災事業などを推進する。

▲ハイランド小清水725(屈斜路湖を一望するパノラマビューポイント)
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北海道網走市

史跡モヨロ貝塚のガイダンス施設建設

網走市長 水谷 洋一


 水谷洋一新市長による平成23年度予算は、総額367億4,706万4,000円で前年度当初1.2%増となった。一般会計は、222億5,584万1,000円で0.2%の増額。その内、普通建設事業費は22億9,203万円と9.7%増となっている。
 新規事業としては、モヨロ貝塚のガイダンス施設建設事業で、3億5,001万円を計上したほか、児童福祉・子育て支援事業では、地域子育て支援センター整備で1億3302万円や認定こども園整備補助として「つくし幼稚園が建設する保育所への補助」で1億316万円を計上した。
 また、都市基盤整備事業では、土地利用事業として農地・水・環境保全向上対策を進める。一方で、道路・橋梁事業は3・4・8西山通の用地取得、移転補償、改良や市道整備として駒場北4丁目1号線歩道ほか20路線の整備事業を推進する。生活環境事業では、道営住宅取得をはじめ公営住宅の建て替え検討や長寿命化計画等の策定に入る。
 網走市は、「支え合い、安心して暮らせるまち」として地域福祉の充実、「快適で調和のとれたまち」として都市基盤の整備、「にぎわいと活力にあふれるまち」として農林水産業・観光の振興、地域協働でのまちづくりを推進している。

▲流氷原をゆく おーろら(流氷砕氷船)
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