事件福島第1原発で停電 燃料プール冷却停止 原子炉注水は問題なし2013.3.18 22:45

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福島第1原発で停電 燃料プール冷却停止 原子炉注水は問題なし

2013.3.18 22:45 原発
東京電力福島第1原発。手前右から1、2、3、4号機=11日

東京電力福島第1原発。手前右から1、2、3、4号機=11日

 東京電力福島第1原発で18日午後7時ごろ、停電が発生し、1、3、4号機の燃料貯蔵プール代替冷却システムなどが停止した。19日午前1時時点で復旧のめどが立っていない。原子炉への注水に問題は生じておらず、大気中の放射線量に異常はない。

 原子力規制庁によると、配電盤につながるケーブル付近でトラブルがあった可能性があり、現地検査官を派遣し原因を調べている。

 東電によると、事故対応に当たっている免震重要棟も一時的に停電したが、すぐに復旧した。燃料6377体を保管する共用プールの冷却も停止。放射性物質を含む汚染水を処理する装置や、3号機の格納容器ガス管理システムの一部も停止した。

 東電が停電を公表したのは発生の約3時間後で、「現場確認に手間取った」と説明している。

 18日午後4時現在、1~4号機プールの水温は13・7~25度。このまま冷却できなければ、最も水温が高い4号機では4~5日で、保安規定上の管理温度の上限である65度に達する。2号機プールの冷却システムは電源工事のため18日朝から停止していた。

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