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韓国 ウイルスは中国のIPアドレスから3月21日 12時24分
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韓国の主なテレビ局などで社内のコンピューターが一斉に使えなくなり、サイバー攻撃を受けたとみられる事件で、攻撃に使われたコンピューターウイルスは、中国国内のIPアドレスから発信されていたことが明らかになり、韓国政府はサイバー攻撃の実態解明を進めています。
この事件は、20日午後、韓国のKBSなど3つの主なテレビ局で、社内のネットワークに接続していたコンピューターが一斉に使えなくなったほか、大手銀行と農協系の金融機関でも情報システムに障害が発生したもので、韓国政府はコンピューターウイルスを使ったサイバー攻撃を受けたとみています。
韓国政府などで作る対策チームは21日午前の記者会見で、パソコンやサーバーなど合わせて3万2000台余りが被害を受け、完全に復旧するまでにはあと4~5日かかるという見通しを明らかにしました。
そのうえで、被害を受けた農協系金融機関を調べた結果、中国国内のIPアドレスから社内のサーバーにウイルスが送り込まれたことが確認されたと発表しました。
韓国では、過去にも北朝鮮が中国を経由して政府機関などにサイバー攻撃を仕掛けたとみられる事件が起きていることから、韓国政府は、今回も北朝鮮による攻撃の可能性は排除できないとして実態解明を進めています。
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