投資詐欺被害者に詐欺、２事業者を公表　

　消費者庁は１９日、投資詐欺に遭った被害者が「被害を回復する」と金地金の購入を持ち掛けられ、二重被害に遭うトラブルが相次いでいるとして、消費者安全法に基づき、２事業者の実名を公表し注意を呼び掛けた。

　消費者庁によると、事業者は、ＮＥＣサルべーション（東京）とメタルワーカー（神奈川県藤沢市）。全国の消費生活センターには昨年１０月以降、苦情や相談が計１１７件寄せられている。実際に金地金の代金を振り込んだのは１８件で総額約７千万円。約２千万円を振り込んだという６０代の女性もいる。この２事業者は連絡が取れない状態という。