「人間とは、自己実現を求めて、
絶えず成長しようとする生き物である」
アメリカの心理学者、マズローの言葉です。
自己実現というと、
何か途方もなく凄いことのように聞こえますが、
実はそうではありません。
人間はその時その時に、経験しなくてはならないことを、
背伸びせずにちゃんと通過することが大切なのです。
その時その時に、直面したことをやりきる。
幼稚園児が世界平和を考えていたら、
恐らくこの児童は成人した時に、
深刻な心の問題を抱えることになります。
幼稚園時代には思い切りわんぱくぶりを発揮して、
思うがままに駄々をこねて、
そうした中で少しずつやってはいけないことや我慢を学んでいくことが、
その時代の本分であり、
それが自己実現を目指して成長していくことにつながっていきます。
そうした幼稚園時代を卒業して、
次の成長のゾーンに向かう過程を、自己実現というのです。
「神童成人して、凡人となる」という言葉があります。
様々に解釈出来る言葉ですが、いくら神童と呼ばれても、
その時その時にやるべきことを卒業することなく先を急ぎ過ぎても、
結局最後は普通の人になってしまうということです。
自己実現とは、使命を自覚して、
天命に沿った生き方を決意する中に醸成される感覚です。
今日1日を学び、そして卒業する。
あたかも単位を取得するが如くに、今日1日の単位を取得する。
自己実現とは、入学と卒業の繰り返しにあるのだと理解しましょう。
さあ、あなたの取得する今日1日の単位とは一体何ですか?
1日1日を、みずみずしい気持ちで卒業していきましょう。
自己実現といっても、そうした1日1日の積み重ねの中にしかないからです。