宅配便では翌日着かない地域にも、ActiveAssetsならすぐに届けられる
映画配給、ビデオ・テレビ版権ビジネスからスタートし、2004年にUSENグループ入り、それ以降も『オペラ座の怪人』、『きみに読む物語』、『Shall we Dance?〜シャル・ウィ・ダンス?〜』等数々のヒット作品を世に送り出しており、近年では自社映画製作にも本格的に力を入れているギャガ株式会社。その宣伝部において、ポスター、チラシ、プレスキットなどのクリエイティブ制作を行うのが宣伝[夏]グループに属する中山佳波氏だ。
本社で制作したデータは、五大都市の支社や全国の制作会社に送ります。従来は宅配便を利用していましたが、東京から九州へは翌日に着かなかったりでタイムロスを感じていました。
何本もの映画の宣伝が同時進行。次々と別の案件が発生する中、もっとも大事なのはスピードだという。
ポスターなどのデータは非常に重いため、メール添付はまず無理です。「××便」みたいなサービスが出てきましたが、容量制限があったり、送信前に圧縮しなければならないなど面倒に感じていました。
ActiveAssetsではフォルダ構造を持ったまま、ドラッグ&ドロップでアップロードできる。このシンプルなワークフローがギャガ株式会社宣伝部にはピタリとはまった。
導入は簡単でしたよ。特にトレーニングらしいトレーニングも受けずにスタートできました。といっても、ActiveAssetsの基本的なところしか使っていないからかもしれませんが(笑)
ギャガ株式会社では、ActiveAssetsを[データ受け渡し]の機能に特化して使用。普段使いなれたブラウザ(Internet Explorer)上で作業するインターフェイスは、いわゆるFTPツールと異なる直感的なものだ。画像ファイルだけでなく、Illustratorや QuarkXPressなどのレイアウトデータや確認用のPDFのデータなど、作品ごとにフォルダで分類しながらActiveAssets上で管理している。
海外出張が多い上司とはActiveAssets上で確認作業を進める
映画祭などの出張も多い上司だが、要所要所での確認作業は欠かすことができない。また、そのチェックの目はシビアだ。
海外だと、ホテルによって通信環境が悪いこともあり、やむなく低解像度の軽いデータを送るしかないこともあったのです。ActiveAssetsなら重いデータもサクサク見られるし、確認したい箇所だけを拡大表示できるんですよね。
拡大表示できる機能とは「ImagePump」技術のこと。画像全体のイメージから細部にわたってまで、すべてをスムースに見ることのできるこの機能が役立っている。
レビューア機能でしたっけ、画面上でコメントをつける機能なんかにも興味はあるんですが、書き込み時間があったら電話で確認してしまおう、という時間感覚なんです。ActiveAssets2.0では、ダウンロードしなくてもPDFをプレビューできると聞いています。それができるとさらに仕事が加速しますね。
取材と前後して、ActiveAssets 2.0へのアップグレードが進行中。ActiveAssets2.0は機能を強化しているだけでなく、必要な機能だけをコンポーネント化してチョイスすることにより、さらに軽いインターフェイスを実現している。
外部の制作会社に渡すアカウント管理が次の仮題
セキュリティの問題があるので、基本的には社内の人間しかアカウントを持っていません。他社の人とのやり取りができるようになるともっと効率が上がるので、アカウント発行機能などを使いこなしていきたいですね。
ActiveAssets 2.0では、ディレクトリごとの機能制限はもちろん、一時的なゲストアカウントや期限付きのアカウント発行を気軽に行える。支店・営業所だけでなく、雑誌などの編集部へのデータ提供など、ActiveAssetsが活躍する場はより増えていきそうだ。
ギャガ株式会社が手がけた最近のヒット作
私の頭の中の消しゴム
出演: チョン・ウソン ソン・
イェジン
監督: イ・ジェハン
(c)2004 CJ Entertainment Inc. & Sidus Pictures
オペラ座の怪人
出演: ジェラルド・バトラー エミー・ロッサム
監督: ジョエル・シュマッカー
(c)2004 The Scion Films Phantom Production Partnership
Shall we Dance?〜シャル・ウィ・ダンス?〜
出演: リチャード・ギア ジェ
ニファー・ロペス
監督: ピーター・チェルソム
(c)2004 Miramax Film Corp.
初恋
出演:宮崎あおい 小出恵介 宮崎将
監督:塙幸成
(c)2006 ギャガ・コミュニケーションズ