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これからのインドを
若い力が支えていく
街中を走るオートリキシャ
(小型オート三輪のタクシー)
街中を歩く人々
インドは数千年に渡る歴史の中で、異なる民族の侵攻、定着を繰り返したため、様々な人種、言葉、習慣、文化、宗教が入り混じった多様性豊かな国として存在します。公用語はヒンディー語で準公用語は英語です。言語は800以上ありますが、そのうちベンガル語、アッサム語、クジャラート語など17種類の言語が公認されています。食習慣は左手が不浄の手とされ、右手のみを使います。宗教はヒンドゥー教、イスラム教、シーク教、仏教、ジャイナ教、キリスト教があります。 社会構造は大多数の貧困層と一握りの富裕層に大別されています。面積は328万7782平方キロメートルと日本の約8.7倍。 人口は10億人で年々増加の傾向にあります。国旗は上から薄いオレンジ、白、深緑色の3色。白い部分の中央には糸車をモチーフにしたブルーの車輪が描かれています。車輪は「チャクラ」といい、24本の放射状に伸びる線が1日の時間を、薄いオレンジは勇気、犠牲、再統合の精神、白は平和と真理を、深緑色は信仰を象徴しています。インド通貨の単位はルピーで、1ルピーが約2.8円(2002年4月現在)です。時差はインドが日本より3時間半遅れです(日本が正午の場合、インドは朝の8時半)。インドは日本より早く西欧近代化の波を受け、東インド会社の拠点であったボンベイ、カルカッタ、マドラスとデリーの4大都市には、紡績や機械に始まる近代工業が導入されました。政府は80年代に大規模な「コンピューター立国政策」を掲げ実施した結果、90年代前半からソフトウエア産業は急成長軌道に乗り、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長に、「IT産業の重要な国」と言わしめる存在になりました。現在ソフトウエア分野では、日本や欧州各国を抜き米国に次いで世界第2位に位置しています。

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アラビア海に面しているムンバイ 満員のバスに乗り込む人々 高さ26mを誇るインド門
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巨大な洗濯場ドビー・ガード
アラビア海に面しているムンバイはマハーラーシュトラ州の州都で、1200万人の人口を抱えるインド最大の都市です。コンピュータソフトウエア開発企業が集中し、全貿易高の50%以上を占める等、「インドの顔」と言っても過言ではありません。1996年に政府は都市名をボンベイから、原住民のコーリー漁民が崇拝したパールバティー女神の化身ムンバにちなんでムンバイに変更しました。ムンバイは、西インドの玄関口に位置し、植民地時代の雰囲気を残す建物と高層ビル群が建ち並ぶ国際色豊かな都市である反面、大きなスラム街を抱えるなど、インドの社会的矛盾を凝縮した都市でもあります。ムンバイの象徴である高さ26mを誇るインド門は、1911年に英国王ジョージ五世とメリー王妃の訪印を記念して建てられました。ムンバイの街で圧巻だったのは、巨大な洗濯場ドビー・ガードです。街中の洗濯物が集まると言われるほど大きな洗濯場で、労働者が無数の洗濯物を石に叩きつけて洗っています。

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ムンバイ市内の建物 駅から降りてきた人々 飲み口アッサリのラッシー
(ヨーグルトジュース)
1853年にはムンバイのビクトリア・ターミナス駅からインドで最初の鉄道が走りました。駅舎はゴシック様式の壮麗な建築です。 ビクトリアの1つ先は、ムンバイの住宅街として発展しているダータル駅です。 ダータルは周辺住民170万人、1日の乗降者数10万人以上の大きなターミナル駅で、その駅前にダーダルフラワーマーケットがあります。市場は2つの通りがあり、1本はダーダル駅沿いに伸びている通りと、駅の正面にあるもう1本の通りで構成されています。市場の面積は余りに広く、かつ通路が入り組んでいるため正確には把握できていないそうです。市場で人気の飲み物がラッシー(ヨーグルトジュース)。飲み口がアッサリとしていて何杯も飲んでいるお客さんも目にしました。人々の注目を集めるのが一列に並んだ髭剃り屋さん。7ルピー(約20円)で顔全体のヒゲをサッパリと剃ってくれます。剃り終えた人もスッキリ爽やかで、何度も鏡を見て満足げでした。

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長い通りにはタクシーが並ぶ 市場には、祝い事に使われる花が豊富に揃う 売られているバナナの木
ダーダルフラワーマーケットは名前の通り、花で溢れています。花は主に、ムンバイの北側にあるピラール地区から列車で運び込まれるか、郊外からトラックで運びこまれます。色鮮やかなバラ、艶やかなハイビスカス、鉢植えで人気のマリーモード(キク科)、お茶のハーブとして使われるされているジャーマン(キク科)、お供えに使うハスは1本20ルピー(約56円)。 甘い香りのジャスミン花は結婚式や誕生日など祝い事に使用されます。バナナの木も売られていました。1本240ルピー(約672円)で、茎の部分を食用にして食べるそうです。

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ライム香りと麺がマッチしたアオパジ    
市場にあるレストランで好評なのが「アオパジ」というヌードルスープです。麺の上にハッカとライムにタマネギをのせ、それにスープをかけます。ライムの香が食欲をそそるのでしょうか、麺の美味しさは格別でした。

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畑で仕事をするジームスさん 花の出来具合を見る 畑一面に広がる花
市場で、きれいななジャスミンやマリーゴールドを売っている人がいました。ニコニコと愛嬌のあるジームス・ディシルバさん(55歳)。花屋を25年続けています。お客に気さくに声を掛けたり世間話をしたりと、お客にも好かれていそうな方です。最初は知り合いの花屋で修行をし、十分な知識を得て独立しました。1989年から11年間はドバイで働いて資金をため、現在はムンバイから電車で1時間半の距離にあるトンボリという小さな村に、家と広大な畑を持ち妻のメリー・ディシルバさん(55歳)と暮らしています。早朝に起き花を摘み、市場には朝10時に到着します。お昼頃には花は売りきれるので夕方に自宅に戻り、再び花を摘む作業をします。畑では蕾のままのものや、きれいに開花した花まで、様々な開花段階のものが見られます。

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インタビューを受ける
ジームスさん(55歳)
奥さんのメリー・ディシルバさん(55歳)とジームスさん 二人揃って食事をする
番組のインタビューでジームスさんが、「重要な点は、蕾が膨らみ大きくなって行く状態から、花の見頃時期を予測して市場に持っていくこと、そのためには日々丹念こめて花と接していかなければならない」と語ってくれました。早朝から夕方までと長時間働くのは、55歳にもなると若い頃と違い仕事が大変ではないですか?と訪ねると、「ムンバイまで出るのが辛い時は近場で花を売って、妻のメリーとゆっくりしているよ。これからもがんばって花売りの商売を更に繁盛させて、もっと大きなビジネスチャンスを掴みたい」と語ってくれました。ジームスさんの話しや仕事ぶりから、人一倍の努力家という印象を受けました。 ジームスさん!これからも夢の達成に向かい頑張って下さい。


 

インド「ダーダル・フラワーマーケット」
アルバム
   市場のセレクト写真集
見所紹介
   市場を通して見えてくるものは?
番組内容
   ダーダル・フラワーマーケットを
   ご紹介
制作こぼれ話
   撮影現場の裏話満載!
市場で働く女性
   老いも若きもがんばってます
お国自慢レシピ
   簡単でおいしい逸品を伝授します