ざっくり言うと…
・ブログビジネスは、先行する大手サイトを模倣しても勝てない。
・独自の切り口を武器に、市場を戦うべき。いわゆるブルーオーシャン戦略。
・「自分以外でも書けること」は書くべきではない!
「らふらく^^」を運営する@TwinTKchanさんとお会いして2時間ほどブロガートークで盛り上がってきました。年下のブロガーなのですが、ホントにすごい。レベルが違う年下が出てくると焦りますね…。
ブルーオーシャンを狙え
@TwinTKchanとの話の中で話題になったのは、先行する大手サイトとの戦い方。
ブログ運営で成功するためには、ブルーオーシャンを狙うことが重要です。言い換えれば、「自分以外でも書けること」を扱うべきではありません。
極論、どれだけそのトピックが好きでも、他の人が自分と同じような記事を生産できるのなら、そのトピックからはさっさと逃げるべきです。
別段Disるつもりはありませんが、たとえばApple製品を紹介するブログって、ホント多いです。アプリ紹介系も多いですね。デザインもなぜか似ていることが多いので、どのブログを読んでも同じ気がしてしまいます。ガジェットやアプリは執筆ハードルが低いので、多くの人が主要テーマに選択してしまうのでしょう。
かくいうぼくも、一時期ガジェットやアプリ紹介に力を入れていました。…が、ガジェット速報やGizmodeなどの先行プレーヤーに勝ち目がないので諦めました。時間は限られているので、何も自ら負けにいくことはありません。
書評、オピニオン、NPO、スタートアップ
ぼくが狙ったブルーオーシャンのひとつは「書評」です。書評を書きつづけるためには
・大量の本を購入する必要がある
・大量の本を読む必要がある
というハードルが待っています。ガジェット紹介、アプリ紹介に比べると、このハードルはかなり高いのです。また、書評は本人のコンテンツ力も問われるので、その点も力を磨けば競争優位性になります。
他にもぼくは、
・社会全般に対するオピニオン
・NPO関連のニュース、考察記事
・CNETやTechCrunchには載らない、立ち上げたばかりの/知名度の低いスタートアップ企業の紹介
なんてコンテンツを扱い、それらはそれなりにブルーオーシャンだと思っています。特にオピニオンに関しては「イケダハヤトらしさ」を出しやすい、重要コンテンツです。
よほど予算があれば別ですが、後発組は単純に先発を模倣しただけでは勝てません。それはあらゆるビジネスと同じです。
本気でブログで食っていきたいと考えているのなら、「自分じゃない誰かも書ける記事を書く」ことは避けるべきです。どん詰まりへゴーストレートです。どこかで「あのサイトには勝てない…」と諦め、違う道を模索することになるでしょう。
どうせ創作活動をするのですから、オリジナルな境地を模索しましょう。ブログ運営は、小説を書くこと、音楽を演奏することと、とても近い活動だと思います。自分だけのことばを、自分だけの語り口で語り、世界を揺さぶりましょう。この手と目の前のデバイスがあれば、今すぐにでもそれはできます。
★この記事を読んだ人にはこの本がおすすめ
関連本①。Amazonレビュー120件超えの伝説的な名著です。
本書は、T型フォードからCNN、セメックス、ニューヨーク市警察、シルク・ドゥ・ソレイユまで、過去120年間30以上の業界で生み出されてきたブルー・オーシャンの調査結果をもとに、未知の市場空間を創造し、差別化と低コストを同時に実現するための戦略を説き明かした画期的な書である。
プロブロガーを目指すなら読んでおくべき一冊。具体的ノウハウが詰まってます。